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終活アドバイザーってどんな資格?取得方法、仕事内容、将来性について解説
終活アドバイザーとは終活の様々な相談に対応するスペシャリスト
終活アドバイザーは、終活の様々な知識を要する資格です。
この記事では、そんな終活アドバイザーの資格取得のプロセスや仕事内容、将来性について紹介します。
終活アドバイザー協会主催の民間資格
終活アドバイザーは、終活アドバイザー協会主催の民間資格です。取得すると終活の専門家として活動できます。
終活について身につけた知識を活かして、エンディングノートの書き方を指導したり、さまざまな相談にのったりなど、困った事がある人のお役に立てます。
終活アドバイザー協会とは
終活アドバイザー協会は、特定非営利活動法人「ら・し・さ」が運営しています。
この協会は2003年に発足され、終活に関する活動を行ってきました。今はほとんどの人が知っていると思われるエンディングノートの先駆けもこの協会です。
エンディングノートの発行から始まり、書き方セミナー、終活講座などを主催してきました。その知識を元に「終活アドバイザー検定試験」を作成し、終活の専門家である終活アドバイザーを育成してきたのです。
終活カウンセラーとの違いは?
終活カウンセラーと終活アドバイザーは、どちらも終活に関する知識を活かす民間の資格です。内容は似ていますが、主催団体や試験のやり方などが異なります。
終活アドバイザー | 終活カウンセラー | |
主催団体 | NPO法人終活アドバイザー協会 | 一般社団法人終活カウンセラー協会 |
学ぶ内容 | 終活全般 | 初級:エンディングノートの作成ができる上級:終活のカウンセリング、エンディングノート指導ができる上級インストラクター:終活カウンセラーの育成ができる |
階級の有無 | なし | あり |
受講料や試験代、試験内容 | 受講料35,000円合格後:入会金4,000円年会費6,000円約4ヶ月ユーキャンの通信講座を受けて修了課題を受験(修了課題が検定試験) | 受講料初級:9,970円上級:39.960円上級インストラクター:220,000円 試験内容初級:6時間の講習後に筆記試験上級:事前レポートの後に講習1日試験半日上級インストラクター:講習4日試験1日(30分) |
どこで試験を受けられるか | 自宅 | 会場 |
資格取得までのプロセス
終活アドバイザーの資格取得までのプロセスをご紹介します。通信教育で勉強し、家で試験を受けるという流れです。家事や仕事で忙しく、講習に通うのが厳しいという人には最適なやり方ではないでしょうか。
通信教育で資格が取得できる
終活アドバイザーの資格取得はユーキャンの通信教育でできます。他の通信教育ではできないので、ご注意ください。
終活の基礎知識として、社会保険制度、財産管理や相続などについて勉強します。以下は教材の内容です。
- メインテキスト3冊
- 副教材:要点問題集など
- 質問:1日3問まで
- 標準学習期間:4ヶ月ですが、8ヶ月まで指導してもらえます。
受講料は一括払いの場合35,000円。
月々払いの場合は、2980円×12回=35,760円 になります。
家で受験できる
テキストの勉強を終えたら、検定試験として修了課題があります。試験は家で受験できます。それに合格すると「終活アドバイザー合格者情報」として名前、受験番号が終活アドバイザー協会に伝えられます。
試験の難易度は?
合格ラインは60%以上の得点です。たとえば100点満点であれば、60点以上ということ。満点をとらなくてもいいので、重点的に勉強すれば何とかなりそうです。
もしも本番でうまくいかなくても、受講期間であれば再受験できます。比較的点数をとりやすい試験でしょう。
どんな仕事がある?
終活アドバイザーの仕事は、終活関連で困っている人に寄り添うことが主です。ユーキャンで終活の知識をしっかり勉強しておくと相談に乗って、アドバイスをすることができます。
終活の相談に乗り適切な専門家を紹介する
たとえば、Aさんが子どもたちにどのように分配すればよいかなど、自分の死後の財産分与で困っているとします。そんなときは、終活アドバイザーが相談に乗ったうえで、財産分与に詳しい弁護士等を紹介します。
またBさんが老後の資金をどのように運用したらいいのか困っていたとします。そんな時は、終活アドバイザーがファイナンシャルプランナーを紹介して、Bさんを安心させることができます。
自治体の窓口に同行
高齢者になると、自治体の窓口になかなか一人で行きにくい場合も考えられます。そんな時は終活アドバイザーが同行するケースがあります。
たとえば、介護保険制度について役所で聞きたいことがある、デイサービスについて聞きたいなど、ちょっとしたことでも同行可能です。
終活セミナーなどの講師
終活について学びたい方は多いものです。だれでも訪れる老後については、どんな人でも不安になります。
終活アドバイザーの資格があると、地域などで終活セミナーを開催する時の講師になることもできます。学んだことを多くの人の前で活かせるチャンスです。
資格の将来性は?
これから訪れる超高齢化社会では、終活に関する悩みはより深刻なものになると考えられ、子どもに頼れない高齢者も増える可能性があります。そんな時に終活アドバイザーの資格があれば、多くの高齢者の不安を取り除くのに一役買うことができます。
超高齢化社会で役に立つ
もしも高齢者夫婦のどちらかが亡くなってしまった場合、子どもや親戚も遠い所に住んでいて頼る人がいないとなると、お葬式などの手続きに困ります。そんな時、地域に終活アドバイザーの資格のある人がいれば、お葬式についての知識があるので、いろいろと力になることができます。
また、親の介護施設を探している場合も、地域の終活アドバイザーの資格がある人に相談に乗ることができます。こうした介護の問題はなかなか人に話せず、悩んでいる方は多いものです。話せる存在、頼りになる存在はありがたいものでしょう。
他の仕事と併用できる
終活アドバイザーの資格は、仕事と併用して取得可能です。たとえば、看護師がこの資格をもっていれば、高齢者の患者さんにより寄り添うことができるでしょう。悩みがあれば聞いてあげて、専門家を紹介することもできます。
また介護士が持っていれば、もしもお世話している高齢者が亡くなったときなどに遺族にお葬式についてのアドバイスもできます。
頼りにされる存在になれる
資格があれば、終活アドバイザーの○○さんとして地域で頼りにされる存在になれます。近所で困っている人の相談に乗ったり、親戚や友人の相談に乗ったりすることも可能です。
またいざ自分の家族に何かあったときでも、知識があるので慌てずに済みます。この場合の相談は弁護士のKさん、こういうことは介護士のMさんのように頼りになる専門家の顔がすぐに浮かぶようになるでしょう。あらゆる場面で終活アドバイザーとしての力を発揮できるはずです。
まとめ:終活アドバイザーは通信講座で取得でき、高齢者の悩みに寄り添うことのできる資格
終活アドバイザーは終活アドバイザー協会主催の民間資格で、ユーキャンの通信講座で取得できます。自宅受験ができて気軽に取得できる資格です。
終活に関する知識を勉強して取得する資格なので、取得したものは地域など身近な場所で活かせます。たとえば困っている人の相談に乗り、必要とあれば専門家を紹介できます。また、役所に行くときに付き添ったり、終活セミナーの講師をしたりすることも可能です。
今後は超高齢化社会を迎えると言われています。そんな世の中で、この資格があれば地域における頼れる存在になるでしょう。