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輪廻転生とは?読み方や意味は?仏教での考え方・英語訳も紹介

目次

輪廻転生とは魂が生まれ変わりを繰り返すこと

輪廻転生とは「りんねてんしょう」と読み、魂が生まれ変わりを繰り返すことを意味する仏教用語です。

仏教では「命は死を迎えたとしても、人だけでなく動物なども含めた生類に生まれ変わり、これを何度も繰り返す」と考えられています。

輪廻転生の英語訳は「reincarnation」

輪廻転生を英語で訳すと「reincarnation」となります。

例文1:私は輪廻転生の考え方を信じています。

I believe in the idea of ​​reincarnation.

例文2:輪廻転生で良い世界に生まれるには、善い行いが大切です。

Good deeds are important to be born in a good world through reincarnation.

輪廻・転生 それぞれの言葉には意味がある

「輪廻転生」は、四字熟語のように用いられることもあります。しかし、仏教では「輪廻」と「転生」を分けて捉えています。

輪廻:魂は何度も生まれ変わることを意味する言葉

輪廻は、人を含む生き物は、死を迎えても人や動物などの生類に何度も生まれ変わるという意味を持つ言葉です。「生まれ変わること」を輪廻と呼ぶ由来は、生死を何度も繰り返す様子を車輪の軸跡に喩えたことだと言われています。

また、輪廻という言葉は「ヴェーダ(インドの思想)」や、「仏典(ぶってん:仏教の聖典)」にも登場しています。

転生:生まれ変わりそのものを指す言葉

転生は、人の肉体は死を迎えた後も魂は別の肉体に宿る、そして新しい人生を始めるという考え方のことです。生まれ変わりそのものを指す言葉だともいえます。

転生は「てんしょう」の他「てんせい」と読むこともあります。

輪廻転生する世界は、前世での行いが影響する

仏教では、輪廻転生で生まれ変わる世界は、前世での行いが影響していると説いています。

今が良い人生と感じる場合は、それは過去に善い行いをした結果です。一方、悪いと感じる場合は、前世で悪しき行為を行ったことや、努力を怠ったことなどがその原因だと考えられているのです。

この行為と結果の関係が、因果応報の道理だと説いています。

必ずしも人の姿に転生するとは言い切れない

人として生涯を終えたとしても、必ず人に転生するとは言い切れません。

生前の悪行により、転生する世界が決まるとされていて、その世界は6つの世界(六道)に分けられています。

六道とは?

●地獄道(じごくどう):最も苦しみの多い世界

●餓鬼道(がきどう):飢えに苦しむ世界

●畜生道(ちくしょうどう):弱肉強食に脅える世界

●修羅道(しゅらどう):争いが絶えない世界

●人間道(にんげんどう):苦もあり楽しみもある世界

●天道(てんどう):最も楽しみの多い世界

六道について詳しくはこちら

また、六道のどこかに生まれ変わることから、仏教では、輪廻転生を六道輪廻(ろくどうりんね)と表現することもあります。

転生する世界が地獄になってしまうこともある

もちろん、生前の行いが悪ければ、地獄道に生まれ変わる可能性は否定できません。

さらに、地獄道には「等活地獄」から「阿鼻地獄」までの8つに分かれていて、生前に犯した罪の度合いで生まれ変わる地獄が決まるとされています。

8つの地獄とは?

●等活地獄(とうかつじごく):殺生罪(生き物を殺す)がある場合

●黒縄地獄(こくじょうじごく):殺生罪に加え、偸盗罪(とうちゅうざい:人のものを盗むこと)がある場合

●衆合地獄(しゅうごうじごく):殺生・偸盗罪に加え、邪婬罪(じゃいんざい:淫らなことを行うこと)がある場合

●叫喚地獄(きょうかんじごく):殺生・偸盗・邪婬・飲酒罪がある場合

●大叫喚地獄(だいきょうかんじごく):殺生・偸盗・邪婬・飲酒・妄語罪(もうござい:嘘をついたこと)がある場合

●焦熱地獄(しょうねつじごく):殺生・偸盗・邪婬・飲酒・妄語罪に加え、邪見罪(じゃけんざい:仏教の教えとは相容れない考えを説いたこと・それを実践したこと)がある場合

●大焦熱地獄(だいしょうねつじごく):殺生・偸盗・邪婬・飲酒・妄語・邪見罪に加え、犯持戒人罪(はんじかいじんざい:尼僧・童女などを犯したこと)がある場合

●阿鼻地獄(あびじごく):全ての罪に加え、親や僧侶を殺した罪がある場合

輪廻転生から解脱することが仏教の目的

仏教の開祖・釈迦は「生きることの全ては苦しみだ」と説きました。

輪廻転生を続けても、六道の世界にいる間は、そこで味わう苦しみからは永遠に解放されません。このため、仏教では六道の先にある世界こそが極楽浄土だと考えられ、輪廻転生からの解脱をその目的としています。

輪廻の輪から脱出するためには、人間道において仏教を学び、煩悩を無くし、悟りを得るための修行を重ねること。修行を積むことで輪廻転生から解脱でき、仏が住む極楽浄土に行けると考えられているのです。

まとめ:輪廻転生とは死後は六道の世界に何度も生まれ変わるという考え方

輪廻転生とは、死を迎えた後、六道の世界のどこかの世界に生まれ変わるという仏教の考え方のことです。

輪廻は「ぐるぐると回転する車輪にたとえ、命あるものは何度も生死を繰り返す」という意味、転生は「生まれ変わり」という意味があります。

生まれ変わる世界は、生前の行いによって決まります。つまり、人として死を迎えたとしても必ず人間道に転生するとはいえないのです。

周囲に感謝し、他人にだけでなく自分にも正直に生活していくことで、自ずと良い世界に転生できることになるのではないでしょうか。

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