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納経料とは?御朱印のお礼?相場はいくら?お遍路の納経料を紹介
納経料とは写経奉納の証としていただく御朱印へのお礼のこと
納経料とは、お寺の本尊に写経を奉納し、その証に頂戴する御朱印に対するお礼のことです。
なお、現在では、写経の代わりに納札(参拝日・住所・氏名並びに祈願事を書き入れたお札のようなもの)を納める人が多いようです。
御朱印を頂戴する物には3つの種類がある
写経や納め札を奉納した証となる御朱印。これを頂戴する物には3つの種類があります。それらの名称と意味や特徴は以下の通りです。
名称 | 意味 | どんなものか | 特徴 |
---|---|---|---|
納経軸 | お家の家宝 | 霊場や札所の御朱印を捺す掛け軸のこと。 | 仕上がりは素晴らしく、床の間などに飾る人も少なくない。 |
納経帳 | あの世へ向かうときの通行手形 | お寺の本尊と参詣の年月日を記した判をもらうための台帳のこと。 | 「奉納」の文字に加えて本尊を表す梵字と本尊の名前、そして寺院の名前を墨書し、札所の番号などの朱印を捺印していただける。 |
御朱印用白衣 | あの世へ向かうときの晴れ着 | 御朱印をいただくための白衣のこと。 | 死装束としてまとう。 |
納経料=「感謝の気持ち」
納経料は、お寺や本尊に対して感謝の気持ちとして納めるものです。お布施と同じような意味合いであり、金額に決まりはありませんが、相場(目安)は以下の通りです。
名称 | 納経料の相場 |
納経軸 | 500円 |
納経帳 | 300円 |
御朱印用白衣 | 200円 |
なお、お寺によっては無料としているところもあります。金額が気になる場合は、事前に問い合わせてみると良いでしょう。
お遍路(四国遍路)・高野山での納経料
日本には、全国各地に数多くの札所・霊場が存在していますが、中でも四国八十八カ所参りは有名です。お遍路、四国遍路とも言われ、2015年には日本遺産に認定されました。
お遍路とは?
お遍路は、約1200年前に弘法大師(空海)が修行した四国88か所の仏教寺院をたどる巡礼を指します。そのすべてを参り終えた後、高野山金剛峯寺奥の院にて弘法大師に報告・感謝をして満願成就 となるものです。
また、従来の信仰に基づくものや現世・来世でのご利益を期待する巡礼者に加え、自分探しや癒やしとしての巡礼者が1990年代の後半に入って増えてきたとも言われています。
お遍路や高野山での納経料は以下の通りです。
お遍路(四国遍路)の納経料
お遍路の88ヶ所では、次のおとり納経料が協定料金として定められています。
①納経軸・・・500円
②納経帳・・・300円
③白衣・・・200円
なお、①納経軸と②納経帳に納経をすると、白黒の御影(ご本尊の写し(分身)が描かれているもの)も頂戴できます。また、追加で200円の納経料を納めればカラーの御影をいただけます。
高野山での納経料
高野山金剛峯寺奥の院での納経料も、お遍路での納経料と同じです。しかし、御影を希望する場合は、別途御影代が必要となります。
代金は、白黒のものであれば200円、カラーであれば300円です。
納経料に関してよくある質問
まとめ:納経料とはお寺から頂戴する「御朱印」へのお礼のこと
納経料とは、お寺の本尊に写経を奉納し、その証として頂戴する御朱印のお礼としてお寺や本尊に納めるものです。しかし近年では、写経に代えて納め札を納めるという場合も多くなっています。
また、御朱印をいただく物には納経軸、納経帳、御朱印用白衣という3つの種類があります。納経料はその種類に応じて200円〜500円といったところが相場です。
なお、お遍路という呼び名で知られている四国八十八カ所参りでは、御朱印を頂く物に対しての納経料が協定料金として定められています。
信仰に基づく参拝だけでなく、自分探しや癒やしを求めての参拝であっても、御朱印のお礼として感謝を込めて納めると良いでしょう。