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お寺参りとは?葬儀後に行く?服装・お布施は?お寺参りの夢についても紹介
お寺参りとはお寺にお参りし、念ずること
お寺参りとは、お寺にお参りし煩悩を断って、念ずることです。
また、葬儀が無事に終わったことを報告するとともに、中陰供養などの日程調整で足を運ぶという場合もあります。
このほか、現代では観光面からの参拝や、参拝者のご利益祈願が主となっている側面もあります。
葬儀後にいくもの?
現在では必須の習慣とはいえなくなっていますが、昔は、葬儀終了後に葬儀を終えた報告としてお寺にお参りすることが当たり前とされていました。
お寺を訪れ、読経を頂戴し、僧侶に対するお礼としていたのです。このとき、読経へのお礼としてお布施を渡すことが通例でした。
なお、現在でも葬儀後のお寺参りをする習慣が根付いている地域や家庭があります。その場合は、葬儀の翌日以降にお参りすることが一般的。電話などで伺ってからお参りするとなお良いでしょう。
お寺参りの流れ
お寺参りの流れは
1)山門
2)手水舎(ちょうずや などとも呼ばれている)
3)鐘楼
4)常香炉
5)本堂
6)山門
の6つに分けられます。その作法は以下の通りです。
1)山門:合奏して一礼、敷居はまたいで入る
お寺の入り口には山門(俗世との境を表す門という意味)があります。
山門の前では、合掌し一礼します。合掌とは、胸の前で手を合わせる作法のこと。合掌には宗派による解釈の違いもありますが、お寺に礼拝する際の基本と言われています。合掌することで仏様と一体になれると言われています。
なお、手を合わせるときは、音を立てることはタブー。また、山門をくぐるときは端の方から敷居をまたいで(踏まないように)入るようにしましょう。
さらに女性は右足から、男性は左足からというように、性別によって入る足が異なるといわれる場合もあるため、不明な場合は確認しておきましょう。
2)手水舎:一礼後、水で手と口を清める
山門を入って本堂へ行く前に手水舎があれば、一礼をしてから手と口を清めます。
手水舎での手順
①右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手をすすぐ。
②次に柄杓を左手に持ち替え、右手をすすぐ。
③再び柄杓を右手に持ち替え、左手に水を注ぎ、その水で口をすすぐ。このときは柄杓に直接口をつけないように注意し、すすいだお水は口元を隠しそっと下に捨てる。
④最後に左手をすすぎ、水を汲む部分を上にし、柄杓の柄の部分を流して元に戻す。
この一連の動作は、最初に汲んだ一杯の水で行うようにしましょう。はじめに多めに水を汲むことがポイントです。
3)鐘楼:鐘をつく
手水舎で手と口を清めた後、鐘楼(梵鐘を吊るす建物・かねつき堂)があるお寺では、本堂に行く前に梵鐘を撞ける場合があります。
この鐘には、祖先の供養、仏様へのご挨拶、煩悩を散らすといった意味があると言われています。
なお、参拝を終えてからの鐘は「戻り鐘」と呼ばれ、縁起がよくないとの説もあります。鐘が撞ける場合は参拝前の一回と覚えておきましょう。
一方で、大晦日の除夜の鐘を除き、一般の人が梵鐘を撞くことを許可していないお寺が多いようです。鐘を撞けるかどうか、お寺に確認する必要があります。
4)常香炉:線香の煙で身を清める
お寺によっては常香炉(香閣とも呼ばれている)が置いてあるところがあります。
常香炉とは、お線香をたくための大きな香炉のこと。ここにお線香をあげ、その煙を手であおぎ身体に受けることで、身を清められると考えられています。また、この煙には身体の悪いところを治す力があるとも言われています。
お線香に火をつけるためのライターやマッチなどの持参がおすすめです。
5)本堂:お賽銭を入れて、念じる
本堂へ着いたら、賽銭箱に用意したお賽銭を入れます。
お賽銭は、仏様へのお供えであることを意識し、投げ入れるのではなく優しくそっと入れるようにしましょう。なお、お賽銭には正解の金額はなく自分の気持ちで入れる金額を決めることで問題ありません。
次に鰐口(仏堂の正面軒先に綱とともに吊り下げられた音を鳴らす仏具)があればそれを鳴らしてから、一礼して合掌。二礼二拍一礼はせず、手を叩くこともしないことがマナーです。
そして、仏様への感謝や日々の出来事を報告します。報告が済んだら、再度一礼し、本堂を後にします。
6)山門:山門を出たら一礼
お寺を出る際も山門を出たら本堂に向かって一礼を忘れないようにしましょう。
お寺参りに関してよくある質問
まとめ:お寺参りとは お寺を訪問し、煩悩を断つことや日頃の感謝を仏様に報告すること
お寺参りとは、お寺にお参りし、煩悩を断って念ずることです。このほか、葬儀が無事に終わったことの報告や中陰供養などの日程調整で足を運ぶという場合もあります。
お寺参りには、好ましいとされる方法があります。
▶︎参拝方法について詳しくはこちら
お寺参りの方法を意識しつつ、お寺では何よりも仏様を敬う気持ちや感謝の気持ちを大切にしましょう。