MENU

墓参りとは?時期・行ってはいけない日・服装・持参する物・水をかけるべきか解説!

本ページはプロモーションが含まれています。

目次

墓参りとはお墓に手を合わせる行為

墓参りは、お墓に手を合わせる行為です。家族のお墓に行く場合もありますが、大事な友人や知人のお墓に手を合わせる場合も考えられます。

この記事では、墓参りに行く時期、行ってはいけない日、服装、持参する物、水をかけるべきか否かについて解説します。

故人の冥福を祈る

故人の墓に手を合わせて何を思うかは、人それぞれです。ただ、故人の冥福を祈る人は多いものです。つまり、故人があちらの世界で幸せに過ごせるように願います。

その他、自分の幸せ、家族の幸せなどを祈る人は多いと思われます。たとえば、受験生であれば「志望校に受かりますように。」仕事をしている人でしたら「今度のプロジェクトが成功しますように。」など。

墓参りに行く時期

墓参りに行く時期はいつが良いのか気になるものです。しかし、墓参りの時期は特に決まっていません。

ただ、行く人が多い時期があります。お盆、お彼岸、命日、年末年始です。それぞれについて説明します。

時期に決まりはない

墓参りの時期に決まりはありません。墓参りはいつ行っても良いものなので、都合の良い時に行きたいものです。

人によっては、お墓が遠方にあります。そんなケースでは、休日を利用して墓参りに行くものではないでしょうか。たとえば、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなどが考えられます。

または、土日を利用して行く、親戚同士で日にちを決めて行くというケースもあるものです。

行く人が多い時期

行く人が多い時期はお盆、お彼岸、命日、年末年始です。その理由について説明します。

日にち行く理由
お盆地域によって異なりますが、毎年8/13~16辺りご先祖様が戻られるから。
お彼岸春彼岸:春分の日を中日とした1週間秋彼岸:秋分の日を中日とした1週間この世とあの世が近くなる時期なので、ご先祖様を偲んだり感謝したりする。
命日人によって異なる在りし日の故人に思いを馳せたい。
年末年始12/29~1/3辺りご先祖様に年始のご挨拶をする。

お盆

お盆の墓参りはよくあるものです。お盆はご先祖様があちらの世界から帰ってくる人されています。そのため、お墓にお迎えに行くために、お盆の初日に墓参りに行くケースが多いです。

8月13~16日をお盆の時期としますと、12日にお墓掃除をしてご先祖様をお迎えする用意をする、13日にお迎えに行く意味で墓参りをするといった例があります。

また、最終日の16日にお見送りのために墓参りをするという地域も存在します。いずれにしても、地域によってさまざまです。

お彼岸

お彼岸の墓参りも多いものです。太陽が真東から昇って真西に沈むお彼岸は、この世(此岸しがん)とあの世(彼岸)が近くなる時期と言われています。

そのため、お彼岸は先祖を偲んだり、来世を思ったりする日です。お墓に手を合わせ、ご先祖様に感謝する人が多いのもうなずけます。

命日

命日は人それぞれ日にちが異なりますが、墓参りに行く人は多いものです。故人の在りし日を偲んだり、現状を報告したりするケースなども考えられます。

また、命日は家族にとって思い出深い日でもあります。墓参りをしながら、故人と過ごした日々を思い出すことも良い供養になるものです。

年末年始

年末年始に家族そろって墓参りというケースもあります。仕事が休みになる人が多いので、故郷に戻って親戚一同と墓参りに行く人もいらっしゃるかと思います。

また、お正月に墓参りをして、年始の挨拶をするのもおすすめです。毎年、習慣のように年始の墓参りに行く人も多いものです。

墓参りに行ってはいけない日はある?

墓参りに行くと良い日があるのとは逆に、行ってはいけない日はあるものか気になる人もおられるかと思います。

実は、行ってはいけない日は特にありません。墓参りは1年中、いつでも行って良い日になっています。

ただし、避けた方が良いとされる日や時間帯はあります。仏滅、友引、29日、夜間ですが、絶対にいけないというわけではありません。

行ってはいけない日は特にない

墓参りに行ってはいけない日は特にありません。墓参りは年間を通して、いつでも可能です。1年に何回行っても良いものです。

人によっては、月命日には必ず行くと決めている場合もあります。

ただ、一般的に避けた方が良い日は存在します。しかし、特に気にしない、気にならないという方も多いものです。

避けた方が良い日はある

避けた方が良いとされる日、その理由について紹介します。

避けた方が良い日は、仏滅、友引、29日です。時間帯ですと夜間です。

仏滅

仏滅は六曜によると何をするにも良くない日とされています。そのため、結婚式などおめでたい行事は避ける傾向です。

しかし、仏事はよろしいとも言われていることもあり、墓参りにおいてはさほど気にすることはありません。

友引

友引は葬儀を避ける傾向にある日です。友引という名称のように、故人が友人をあちらの世界に連れて行ってしまうと考えられています。

しかし、六曜は仏教と関係ありません。したがって友人を連れて行くという考えは迷信です。葬儀をしても問題ないと考える宗派も存在します。そのため、墓参りも問題ありません。

29日

29日は発音すると「二重苦」となるため、縁起が悪いとされています。しかし、これに根拠はなく、語呂合わせに過ぎません。地方によっては29を「福ふく」と解釈し、縁起が良いとする場合もあります。

29日の墓参りは禁止されているわけではないので、あえて避けることはありません。ただし、気になるのであれば、他の日を考えてください。

夜間

夜間に墓参りに行く人はほとんどいないと思われます。仏教や縁起とは無関係で、夜は周囲が暗く危険だからです。足元がよく見えず、ケガをしてしまうことも考えられます。それに霊園はたいてい17時頃には閉鎖されます。

また、樹木葬のように周囲が山であれば、イノシシなどの動物が出現することもあり、危険です。

さらに、墓参りは午前中に終えるべきという考え方もはびこっています。ご先祖様を何よりも優先すべきという考えからです。

ただし、お盆の時期は迎え火と送り火でご先祖様を迎えたり送ったりするので、夕方の墓参りを奨励しています。

墓参りの服装

墓参りの服装も気になるものですが、特に決まりはありません。ただ、目的や時期によってはふさわしい服装があるので、ご注意ください。

目的や時期によって異なる

墓参りには目的があり、それに応じる季節があります。それに合わせて服装選びに気を配りたいところです。

ここでは、普段の墓参り、お盆の時期、法事。掃除をする時で説明します。

普段

普段の墓参りでは、特にこれといった服装の決まりはありません。ただ、派手過ぎる服装、奇抜な服装、露出が多い服装は常識的にNGです。

避けたい服装パターンの例です。

  • 殺傷を感じさせるヒョウ柄やアニマル柄
  • 露出度の高い服
  • アロハシャツ
  • スパンコールが入っているキラキラする服

お盆

お盆の時期も特に決まりはありませんが、夏の暑い時期なので、風通しの良い清潔な服装を心掛けてください。

但し、新盆(初盆)で法要がある場合は夏用の喪服がふさわしいです。しかし、平服指定のケースもあります。

法事

法事で墓参りをする際は、喪服が原則です。正喪服か準喪服を着用します。

しかし、地域や親族により、考え方がさまざまです。事前に相談して周囲に合わせるようにするのも良い方法です。

掃除をする時

墓掃除目的の墓参りであれば、動きやすい服、多少汚れても良い服がおすすめです。

季節にもよりますが、汗をかくことも考えられます。汗を吸収しやすい服、風通しがよく涼しい服装を心掛けてください。

夏であれば、熱中症予防のために帽子や水筒などを用意することも必要です。また、虫刺され用の薬や防虫スプレーもあると便利です。

墓参りに持参する物

一般的に墓参りに持参する物を紹介します。お線香や花、お供え物、掃除道具です。但し、お寺によっては、お線香を販売していたり、掃除道具を貸し出したりしています。

お線香

墓参りに欠かせないのがお線香です。お線香の香りは仏様やご先祖様のお食事とする考えもあるほどに、お墓には欠かせないアイテムです。

火をつけるためのライターやチャッカマン、マッチがあると便利です。

出典:楽天市場

お墓には花立てがあるので、墓参りにはお花を活けたいものです。お花を活けることで穏やかな気持ちになる方も多いものです。

お花屋さんやスーパー、コンビニなどで仏花として売られていることが多いです。

タブーとされる花

但し、お花の中には仏花としてふさわしくないとされている物があります。トゲ、毒、つるのある花、死を連想させる花、香りの強い花、花粉で汚れてしまう花です。

以下にタブーとされる花を挙げます。

  • バラ:トゲがある
  • 朝顔:つるがお墓に巻き付く危険性がある
  • 彼岸花:毒がある
  • ツバキ:花ごと落ちることで死を連想させる
  • キンモクセイ:香りが強い
  • ユリ:花粉が周囲に散る

お供え物

お供え物を持って行く場合もあります。お線香やお花の他に故人が好きだったお菓子類や果物などを持って行くケースが多いです。

しかし、食べ物はお墓に残しておくと、カラスに食い散らかされてしまう可能性が高いです。そのため、墓参りの後に持ち帰ってください。

お寺によっては、お供え物を禁止している場合があります。事前に確認してから、何を持って行くか決めた方が無難です。

掃除道具

お寺によっては、掃除道具を貸してもらえる場合もありますが、そうでない場合は持参すると便利です。

掃除に必要な道具です。

  • 柔らかめのスポンジ
  • 柔らかいたわし
  • タオル
  • 雑巾
  • ほうき
  • ちりとり
  • 軍手や使い捨ての手袋
  • ゴミ用の袋

墓に水をかけるべきか?

墓に水をかけて墓参りをする人もいますが、水をかけないケースもあります。どちらが良いものか判断に困る方もいらっしゃるはずです。

水をかけるか否かは自由

墓に水をかけて拝むか否かは自由です。特に定まった決まりはないので、明確にどちらが良いということは言えません。ただし、それぞれの考え方があります。

水をかける場合の考え方

水をかける場合の考え方のポイントを挙げます。水をかける場合はたっぷりかけると良いと言われています。

  • 仏教ではのどが渇いているご先祖様が水を飲むとされている
  • 水を飲めずに苦しむ餓鬼(がき)たちを助けられる
  • 墓参りに来たことに気付いてもらえる

水をかけない場合の考え方

水をかけない場合の考え方です。

  • 水をかけるとお墓に眠るご先祖様が驚いてしまう
  • 水をかけるのは失礼な行為と感じる
  • 水をかけるより濡れたタオルでお墓を拭く方がご先祖様とのつながりを感じられる

まとめ:墓参りはご先祖様とのつながりを大事にする

墓参りはお墓に手を合わせ、故人の冥福を祈る行為です。それと同時に過去の時代を生きてきたご先祖様に感謝するという意味もあります。

地域により、考え方の違いはありますが、ご先祖様を敬うという敬虔な気持ちは同じです。法事のみでなく、日常的に行かれる時に行きたいものです。

目次
閉じる