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茶湯器とは?仏具のこと?使い方や読み方は?宗派による決まりも紹介
目次
茶湯器とは仏壇にお茶やお水をお供えするときの器のこと
茶湯器とは、仏壇にお茶やお水をお供えするときに用いる器のことで、仏具の一つです。
読み方は「ちゃとうき・さとうき・ちゃゆき」など複数あり、略して茶器と呼ばれることもあります。
大切な供養具の一つ
茶湯器は、仏壇に仏飯を供えるときに用いる仏飯器や仏器膳とともに飲食供養に必要な仏具。香炉、燭台、花立の三具足と並んで最低限揃えておきたいものと言えるでしょう。
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茶湯器の使い方「毎朝お茶かお水を入れてお供えする」
茶湯器には、朝一番にくんだ水や沸かしたてのお茶を入れます。
仏壇にお供えした後は、そのまま洗い流すケースが多いようですが、「餓鬼に施せ」と口ずさみながら、庭などに撒くという地域もあります。
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浄土真宗では茶湯器は用いない?
浄土真宗は「人は亡くなるとすぐに極楽浄土に招かれる」という教義です。極楽浄土では八功徳水と呼ばれる優れた水が満ちているため、故人は飲み水に困ることはないと考えられています。
このため、茶湯器にお茶やお水を入れてお供えするということはありません。代わりに、華瓶に水を入れ、樒という香木を挿し、香水をお供えします。
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茶湯器についてよくある質問
まとめ:茶湯器とは仏壇にお茶やお水をお供えするときに用いる仏具のこと
茶湯器とは、仏壇にお茶やお水をお供えするときに用いる器のことです。仏飯器や仏器膳とともに飲食供養に必要な仏具であり、香炉、燭台、花立の三具足と並んで最低限揃えておきたい仏具だと言えるでしょう。
茶湯器には、朝一番にくんだお水や、沸かしたてのお茶を入れて、仏飯器と一緒に仏器膳にのせて本尊の前にお供えするとされています。
置き方は、本尊に向かって右側に仏飯器、左側に茶湯器を置くことが一般的と言われていますが、宗派や地域によっての違いも見られます。
少し前までは蓋付きのものが主流でしたが、蓋のない金属製や陶磁器、ガラス製などのものも登場しています。新調する際は、仏壇に似合うデザインを意識すると良いでしょう。