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建墓とは?お墓を建てること?お祝い金額や表書きは?建墓祝いのお返しも紹介

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目次

建墓とはお墓を建てること

建墓とは新しくお墓を建てることです。

読み方は「けんぼ」。

建墓はお祝いごとの一つ?

生前に建墓することを『寿凌』じゅりょうと言います。漢字が示す通り、生前の建墓は「お祝いごと」に位置づきます。

お墓は故人を偲ぶところのため、お祝いとは真逆のようにも感じますが、お墓は死後の家。つまり、生前に建墓することは家を新築することと同様におめでたいことだと捉えられているのです。

これは中国を起源とする『長寿や子孫繁栄、家庭円満などの良縁に恵まれる』とする考えに基づくもの。新しいお墓が完成すると、お披露目も兼ねて開眼法要かいげんほうよう入魂式にゅうこんしき(魂入れ)、浄土真宗においては建碑法要けんぴほうようを営み、お祝いします。

建墓を祝い営まれる開眼法要・建碑法要

開眼法要も建碑法要も、その内容は、お墓の前に祭壇を準備して供物を供え、棹石さおいしに巻かれた白い布を外し、僧侶がお経をあげ、参列者が焼香する流れです。

なお、浄土真宗においては、魂を入れるという概念がないため、開眼法要や入魂式とは言わず、建碑法要や建碑式と称しています。

開眼法要・建碑法要に出席する場合のマナー

開眼法要・建碑法要には、以下のマナーをもって出席しましょう。

建墓祝いを持参する

建墓された施主に、ご祝儀として建墓祝いをお渡ししましょう

金額の目安は、法要後の会食の有無にもよりますが、友人であれば5千円から1万円、親族の場合は2万円〜3万円程度です。家族の場合は親族以上の金額を考えておくと良いでしょう。

水引は紅白のもので、ご祝儀袋の表書きは「開眼御祝」や「建碑御祝」とすると良いでしょう。

喪服は着用せずとも良し

開眼法要も建碑法要も仏事ではあるものの、おめでたい儀式です。

施主をはじめ参列者も喪服の着用は必要ありません。男性の場合は略礼服に白ネクタイ、女性の場合はアンサンブルやフォーマルなワンピースなどに白のパールをアクセサリーにすると良いでしょう。なお、僧侶の読経があるため、数珠は忘れないようにしましょう。

ただし、納骨式と一緒に執り行われる場合は、喪服(準礼服)を着用しましょう。

建墓についてよくある質問

建墓祝いのお返しは何を用意するの?

建墓祝いを頂戴したら、お返しを用意することがマナー。その場合は、いただいた金額の半額程度の品物を用意しましょう。お菓子やお茶、タオルなどの消耗品のほか、カタログギフトも活用されています。

また、当日に引き出物としてお渡しする場合は、軽くてかさばらないものをチョイスすると良いでしょう。表書きは、内祝や御礼、志などとします。

建墓祝いの表書きや水引はどんなもの?

建墓祝いの水引は紅白のものを選ぶことで問題ありません。

袋の表書きは「開眼御祝」や「建碑御祝」とすると良いでしょう。

葬儀後に建墓したと聞いた場合もお祝いを渡すの?

不幸後の建墓は、埋葬するお墓がなかったため建立したものと解釈できます。

建墓祝いは、生きている間にお墓を新しく建てた場合のお祝いのため、葬儀後の建墓に対して用意する必要はありません

なお、納骨式と一緒に開眼供養などが執り行われる場合は弔事となるため、不祝儀袋に御仏前と表書きし、お渡しすると良いでしょう。

まとめ:建墓とは新しくお墓を建てることで、生前に行うとお祝いごととされる

建墓とは新しくお墓を建てることで、生前に行うとお祝いごととされます。

お墓は故人を偲ぶところであり、真逆のようにも感じます。

しかし、お墓は死後の家。生前にお墓を建てることは、家を新築することと同様におめでたいことだと捉えられています。これは中国を起源とする長寿や子孫繁栄、家庭円満などの良縁に恵まれるとする考えに基づく思想です。

新しいお墓が完成すると、お披露目も兼ねて開眼法要や入魂式(魂入れ)、浄土真宗においては建碑法要を営みます。

参列するときは、建墓された施主様へのご祝儀(建墓祝い)と数珠を忘れないようにしましょう。

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