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建碑法要とは?浄土真宗の儀式?お布施や服装、意味について紹介

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目次

建碑法要とは浄土真宗でお墓の完成を祝う儀式のこと

建碑法要とは、浄土真宗においてお墓の完成に合わせて執り行う建碑式のことです。

読み方は「けんぴほうよう」。

他の宗派で執り行われる入魂式(魂入れ)や開眼法要に相当するものですが、浄土真宗においては「魂」という概念がないため、建碑法要という言葉を使います。

建碑法要の流れ

建碑法要の流れは、一般的に以下の通りです。

流れ内容
準備お墓の前に祭壇を準備し、
・海山里のものやお米、お餅、お酒などの供物を供える
・焼香用の香炉こうろに炭を置き、ローソクとともに火を点ける
集合施主や僧侶、参列者がお墓に集合する
除幕棹石さおいしに巻かれた白い布を外す
読経僧侶がお経をあげる
焼香僧侶の合図により参列者が焼香する

なお、遺骨をお墓に納骨する場合は、焼香の後で「納骨法要」が営まれます。

お布施の準備を忘れずに

施主側は、僧侶に渡すお布施を用意しましょう。目安とされる額は建碑法要のみであれば2万円〜3万円(納骨法要も同時に行う場合は別途お布施が必要)と言われていますが、地域の慣習に習うと良いでしょう。

なお、 建碑法要はお墓の完成をお祝いするものであり、建物が完成したときに執り行われる落慶法要と同じお祝いごとに当たります。このため、お布施は紅白や黄白の水引の封筒で問題ありません。表書きは「建碑式御礼」や「御布施」などと書き入れましょう。

建碑法要に参列するときのマナー

建碑法要は頻繁にあることではなく、巡り合う機会も少ないと言われています。このため、参列する際は、以下のマナーを意識するようにしましょう。

納骨法要があるかないかで服装を使い分ける

建碑法要に参列するときは、納骨法要があるかないかで服装を使い分けましょう。

◾️納骨法要がある場合(建碑法要+納骨法要)

建碑法要に続いて納骨法要がある場合は、はじめから準礼服で参列します。男性のネクタイは黒としましょう。

◾️納骨法要がない場合(建碑法要のみ)

お墓の施主が生きている場合で建碑法要のみのときは、略礼服や黒い色のスーツで参列することが一般的です。男性のネクタイは白としましょう。

どちらの場合であってもお墓周辺は歩きにくいことが予想されるため、女性の高いヒールの靴は履かない方がよいでしょう。

持ち物は①数珠 ②建碑祝い

建碑法要に参列する場合は

①数珠を忘れずに

納骨法要の有無にかかわらず、建碑法要では僧侶の読経があるため、数珠を忘れないようにしましょう。

②建碑祝いを持参

お墓が建ったことのお祝いとして「建碑祝い」を持参します。相場は3万円〜5万円程度と言われています。

建碑法要のみであれば、宗派に限らず、紅白や黄白の水引の祝儀袋に入れ表書きは建碑祝いで問題ありません。なお、納骨がある場合は不祝儀袋を使いましょう

建碑法要についてよくある質問

建碑法要のお布施はいくら?表書きは?

建碑法要のお布施は、2〜3万円程度を目安とし、表書きは「建碑式御礼」や「お布施」としましょう。

建碑法要のお供物は?

建碑法要にはお供物を用意します。用意する品物は、

  • 海のもの•••昆布やわかめ、ひじきなどの乾燥物
  • 山のもの•••りんごやみかんなど2、3種類の果物
  • 里のもの•••きゅうりや茄子、芋などの季節の野菜

この他、お米やお餅、お酒などもお供物に適しています。

まとめ:建碑法要とは新しいお墓が建ったことを祝う浄土真宗の儀式

建碑法要とは、浄土真宗におけるお墓の完成に合わせて執り行う建碑式のこと。建物が完成したときに執り行われる「落成法要」と同様にお祝いごとに当たります。僧侶にはお布施をお渡しするため、2万円〜3万円を目安とし、用意しておきましょう。封筒は紅白や黄白の水引で問題ありません。表書きは「建碑式御礼」や「御布施」などと書き入れましょう。

また、参列する場合は、納骨法要の有無で装いを検討し、数珠を忘れず持参します。

▶︎服装のマナーについて詳しくはこちら

建碑祝いは、3万円〜5万円程度が相場で、建碑法要のみであれば紅白や黄白の水引の祝儀袋納骨法要がある場合は不祝儀袋に入れ、持参しましょう。

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