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ご利益とは?意味・読み方・種類は?例文・英語・使い方について紹介
ご利益とは神仏が人に与える恵み、幸運のこと
ご利益とは「ごりやく」と読み、神仏が人に与える恵み、幸運のことです。会社などの事業成績を示す「利益(りえき)」とは異なる意味があります。
ご利益の使い方・例文・英語訳
ご利益の使い方・例文・英語訳の一例は以下の通りです。
ご利益という言葉の使い方
神仏からの恩恵が「ご利益」ですから
・ご利益があった
・◯◯神社には▲▲のご利益がある
・希望が叶ったのは神仏からのご利益だ
などと表現し、使います。
また、ご利益という言葉は、丁寧語の中でも「美化語」に属します。美化語の多くは「お」や「ご」をつけて表すもので、物事を上品に美しく言うために用いる言葉です。
ご利益を使った例文
■不動明王には「信仰すると現世利益(げんせりやく)がある」とされ、生きている間に多くのご利益を得られるといわれています
■動物救済のご利益を求めて、多くの人々が馬頭観音像に祈りをささげている
■阿弥陀如来のご利益は「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱える全ての人を極楽浄土に迎え入れてくれることだ
ご利益の英語訳は「divine favor」・「God’s grace」
ご利益を「神の恵み」と解釈すると、英語訳は「divine favor」や「God’s grace」となります。
例文1:ご利益のために祈祷する
Pray for the divine favor.
例文2:お釈迦様のご利益を心の拠り所としている
The grace of the Buddha’s god is the basis of my heart.
仏教でのご利益の解釈:善行の結果として与えられるもの
「ご利益がある」と聞くと、神や仏にお参りすることで自分が求めていることが叶うと捉えられることがあります。
しかし、仏教では
・周囲にプラスになることを行えば、仏からの恵みを受け取れる
・ご利益が得られるかどうかは、自分自身の善い行いが生み出すもの
などと解釈されています。いわば、ご利益=善行の結果。お参りするだけで与えられるものではないのです。
お賽銭(おさいせん)を供えることも善行の一つ
神社や仏閣へのお参り。これは、祈願成就(お願い事が叶ったこと)へのお礼としてお賽銭を奉納し、その次に次のお願いごとを伝える、これが本来のお参りだといわれています。
そして、このお賽銭が神社・仏閣の運営や環境整備のための資金ともなり、結果として多くの人たちが参拝しやすい環境の整備や維持にも繋がります。
こうした意味からも、神社や仏閣にお供えするお賽銭は善行の一つだといえます。
仏様のご利益と有名寺院(一例)
仏様 | ご利益 | 有名寺院 |
弥勒菩薩 | 衆生救済・極楽往生 | 広隆寺(京都府)など |
文殊菩薩 | 知恵・学問を授かる。卯年生まれの守り本尊。 | 安倍文殊院(奈良県)など |
薬師如来 | 病気平癒・健康長寿 | 薬師寺(奈良県)など |
釈迦如来 | 悟りを開く。 | 深大寺(東京都)など |
阿弥陀如来 | 南無阿弥陀仏と唱えることで極楽浄土へ導く。戌年、亥年生まれの守り本尊。 | 平等院(京都府) |
不動明王 | 煩悩退散・厄除け・外敵退散・酉年生まれの守り本尊。 | 成田山新勝寺(千葉県)など |
馬頭観音 | 動物救済・厄除け・無病息災 | 観世音寺(福岡県) |
まとめ:ご利益とは善行を積むことで得られるもの
ご利益とは、会社の事業成績に使用される利益(りえき)ではなく、周囲に善いことを行った結果として神・仏から与えられる恵み・幸福のことです。
仏教では、善行に対して与えられるものと解釈されているため、単に仏閣に参拝するだけではそのご利益を得られるとはいえません。
自分の願い事を叶えるためにも、周囲に善いことをする気持ちが大切です。自分だけが良ければいいとの気持ちは無くし、行いを改めることも必要だと言えるでしょう。