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    家族葬は案内がないと参列できない?香典は?服装は?参列のマナー、参列できない場合の注意点を解説

    近年広まりつつある「家族葬」。イキカタ編集部が独自におこなった「家族葬に関するアンケート調査」でも、全体の約96%が家族葬を認知し、また計92.3%が「家族葬を積極的に取り入れたい・検討の対象にしたい」と回答しています。

    一方、実際に家族葬に参列したことが割合は57.9%。認知や支持は広まっている一方で、実際に参列したことがある割合は必ずしも高くないことがわかりました。実際に経験したことがないゆえに、家族葬の参列については疑問点も多いことかと思います。

    https://ikikata.nishinippon.co.jp/kazokusou/507/

    今回の記事では服装や香典など「家族葬に招かれ参列する場合」に抑えておきたいポイントを紹介。続いて「会葬辞退により家族葬に参列できない場合」の注意点を解説します。

    特に参列できない場合「お世話になった方なので、やはり行くべきではないだろうか?」「香典だけれも渡せないか?」など故人を思うゆえにとった行動が、マナー違反につながることも。

    参列する場合、参列できない場合、それぞれのポイントを知り、ヒントにしてみてください。

    目次

    家族葬とは故人との別れをゆっくりと大切に過ごせる葬儀スタイルの一つ

    家族葬とは、一般葬と比較しても規模や参加人数が少なく、生前の故人をよく知る人たちで実施する葬儀のスタイルです。通夜や告別式を執り行う事も多く、流れや実施する内容は一般葬と大きな違いはありません。また家族葬に対する明確な定義はなく、少人数で実施するお葬式の総称として使用されるケースもあります。

    家族葬に参列する際に知っておくべきこと

    家族葬が普及してきたとはいえ、冒頭でご紹介したアンケート調査では家族葬に実際に参列したことがある割合は57.9%。一般葬の参加経験は95.2%と比較すると低い割合となり、実際に経験した人は必ずしも多くないことが分かります。

    そのため、家族葬の参加案内を受けた際、失礼のない対応ができるようマナー等を把握しておくことは大切です。ここでは家族葬に参列する際に知っておくべきことをまとめて解説していきます。

    身内ではないのに参列していいのか?

    家族葬と聞くと「家族や親族だけの葬儀」をイメージすることも多いでしょう。しかし、家族葬は必ずしも家族だけで実施する葬儀ではなく、故人と親しい関係があった方だけで最期をお見送りするスタイルです。身内ではなくても、参加案内を受けた場合は可能な限り参列を検討しましょう。

    案内が来ない場合は本当に参列する必要はない?

    一般葬では、葬儀に参列できない場合、お通夜にだけでも顔を出すことが常識と考える方もいるでしょう。そのため「家族葬の参列案内は来なかったが、本当に行かなくても良いのか?」と悩むことも考えられます。

    しかし家族葬の場合は遺族の意向を考慮し、参列を控えることがマナーです。

    ・個別案内を受けていない

    ・葬儀の案内状等に「近親者のみで予定しております」などと明記されている

    ・案内状の葬儀詳細(日程や開式時間など)が伏せられている

    などの場合は、故人を内心で偲びながら、参加を控えましょう。

    服装はブラックフォーマルを用意

    家族葬も一般葬と同じく、ブラックフォーマルを着用することがマナーです。手持ちがない場合は、購入やレンタルで用意を進めましょう。

    一方、喪主や遺族が平服での参列を希望する場合もあります。案内状等に「平服でお越し下さい」と添えられている場合は、必ずしもブラックフォーマルでなければならないとは言えないのです。

    服装に指定があるかどうか、案内状等で確認しましょう。

    香典が必要かどうかを確認

    家族葬では、香典や供花を辞退されることも少なくありません。その場合は、案内状等に「香典・供花はご辞退申し上げます」などと明記されていることが多いです。一般葬の習慣から、香典等を渡したいと思う人も多いかもしれませんが、用意しても受け取ってもらえない可能性があります。無理に渡した場合、遺族は新たに香典返しの手配をおこなう可能性も。遺族の意向を考慮する気持ちを持ちましょう。

    供花・供物も辞退されるケースも

    香典辞退の場合、供花や供物で弔意を示す方法があります。ただし供花・供物辞退の意向も示されている場合は、それらのお供え等も控えましょう。不明な場合は喪家に、聞きにくい場合は担当の葬儀会社に「供花を用意しても良いか」など一言相談すると安心です。

    香典を用意する場合の目安は?

    案内状や遺族の意志を確認し、特に香典辞退が示されてない場合は、一般葬と同じく、香典を準備しましょう。家族葬でも、香典の目安金額は一般葬と変わりありません。故人との関係性を元に、以下を参考に準備を進めましょう。

    関係性目安金額
    100,000円
    祖父母10,000円
    兄弟・姉妹30,000円
    親族10,000円
    友人5,000円

    ご紹介した金額はあくまでも目安であり、故人や遺族との関係性に応じて封入する金額は検討しましょう。

    他の人を誘わない

    遺族は、故人を見送ってほしい人に参列を限定しています。お知らせをもらっていない人を勝手に誘うことは大きなマナー違反。

    自分だけでなく「●●さんも故人と親しかったから…」と知人・友人も同行できないか考えるケースもあるでしょうが、遺族側にも様々な都合が背景にあり、参列者を決めていることを考えましょう。友人代表として自分が案内を受けたと解釈するのも良いですね。

    その上で、どうしてもこの人には声をかけたほうが良いと考える際は、遺族に確認することが必須。まず喪主や遺族の意向を優先させましょう。

    参列できない場合の対応で注意すべきことは?

    家族葬では案内を受けていない限り、参列を控える気持ちが大切です。しかし何かしらのかたちで故人を送りたいと思うこともあるでしょう。その場合は、以下のマナーに注意し、対応を検討しましょう。

    葬儀後に弔問する際はアポを取ってから

    葬儀への参列が叶わない場合、葬儀後に弔問に訪れたいと考える方も多いでしょう。ただし葬儀後は様々な手続きに追われ、慌ただしくしていることも予想できます。そんなときに弔問客の対応に追われては、遺族の休む間が確保できません。

    また「いつ、誰が弔問に来るかわからない」という状況が続くことは、ストレスにもなり得ます。

    突然訪問するのではなく必ず予定を確認し、弔問のアポを取ってから伺うようにしましょう。

    また、故人とはとても親しかった一方、遺族とは面識がない場合も考えられます。全く知らない人を自宅に上げることに抵抗がある場合も想定し、喪中見舞いを送るなどの対応も検討しましょう。

    葬儀前はお悔やみの電話を控える

    参列できないと分かれば、遺族にお悔やみを述べたいと思う人も多いでしょう。しかし、遺族側はなるべく人に気を遣わず、故人との時間を大切にしたいと家族葬を選んでいるのかもしれません。お悔やみの電話対応に追われては、遺族の意向を叶えられなくなってしまいます。葬儀前の電話は控え、葬儀後の落ち着いたときに連絡するように配慮しましょう。

    多くの方が悩むポイント

    家族葬という言葉は知っていても、参加した経験がない方もまだまだ多いです。そこで多くの方が悩むポイントをご紹介します。前述した注意点と合わせて確認しておくと安心です。

    香典は渡してもいい?

    案内状に「香典・供花を辞退する」という意向が明記されている場合は、参列の有無を問わず香典の用意は不要です。想定していない香典が届いてしまっては、用意するつもりがなかった香典返しを遺族側に用意させることになってしまいます。もちろん供花の用意も不要です。

    後日、自宅へ弔問することになったとしても香典は持参せず、御供えのお菓子などを持参する程度に納めましょう。

    弔電は送っても問題ない?

    案内状に「香典・供花を辞退する」という意向が明記されていたとしても「弔電」に触れていないのであれば送ることも可能です。気になる場合は、遺族か葬儀会社に「弔電を送ってもいいかどうか」を確認してから手配を進めましょう。

    社員が家族葬を執り行う場合は?

    社員やその家族が亡くなった場合は、代表者が一定額の香典を持参しお通夜のみに出向くことや、会社や社長の名前で供花を用意するなど、社としての対応が決まっている会社も多いです。

    しかし家族葬では、香典はもちろん供花も辞退されることが多いです。遺族である社員とトラブルにならないよう、コミュニケーションをとって対応を進めることが大切です。家族葬の場合、会社の規定通りの対応を進めずとも失礼には当たりません。

    また社員と故人との関係性により、香典の金額が会社規則で定められている場合もありますが「香典等は辞退する」と聞いた場合は、遺族の意向に従いましょう。

    近所の方の訃報の場合は?

    地方に行けば行くほど隣近所との関係性は濃く、葬儀に関するしきたりなどが決まっていることも多いです。エリアによっては、隣近所に不幸が生じた場合の様々な手配は、近隣の人たちで役割分担するケースもあります。

    しかし、家族葬を希望していると聞いた場合は、地域のしきたりに沿ってに進めることは控え、遺族の意向を優先させます。

    とはいえ、いくら家族葬といえど葬儀当日は何かと慌ただしくなるもの。「何か必要ならお声かけ下さい」「駐車場が必要なら、利用して下さい」など、心遣いを大切に喪主・遺族をサポートすると良いでしょう。

    家族葬は参列者も参列できない場合も遺族への配慮を

    故人との最期の時間をゆっくり過ごせることが家族葬の魅力であり、近年普及している葬儀のスタイルです。しかし、参列経験がある人は半数程度に留まり、案内を頂戴した際に戸惑うケースも少なくありません。

    参列する際には香典の金額や服装等のマナーは一般葬と同じという意識を持ちつつ、遺族の気持ちに配慮する姿勢を忘れないようにしましょう。

    また、参列案内を受けなかった場合も自分本位な行動を控える意識が大切です。家族葬は一般葬と似通った部分もあれば、全く違う部分もあります。地域特有の習慣化している事柄がある場合も、無理に押しつけることは厳禁。遺族の意向を大切に、故人を偲ぶよう心がけると良いですね。

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