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家族葬の費用は?一般葬より抑えられる?お布施の相場は?実際の費用例も紹介!
家族葬は、規模や参加人数が少なく、生前の故人をよく知る人たちで実施する葬儀のスタイルです。一般葬と違う点も多いため費用に関して疑問に思うこともあるでしょう。中でも、家族葬を実施する際「お布施はどのように変わるのか」と疑問に思う方も少なくありません。
この記事では、家族葬の費用について気になるお布施を中心に解説していきます。葬儀スタイルの検討にお役立て下さい。
家族葬のニーズの一つは「負担をかけたくない」「費用を抑えたい」
今回、イキカタ編集部が実施した「家族葬に関するアンケート」(西日本新聞紙面読者モニター調査・有効回答数378票)によると、家族葬を「取り入れてみたい」「検討の対象にしてみたい」人の理由として最も多かったのは「身内だけでゆっくりと家族を見送りたい」で86.2%。
「参列者に負担をかけたくない(63.6%)」と「家族や親族に負担をかけたくない(59.3%)」がそれに続き「できるだけ葬儀にかかる費用を抑えたい(51.9%)」も5割を超えています。
家族葬に対する「費用が抑えられて、負担がかからない」葬儀スタイルだというイメージは強いようです。
葬儀に必要な費用の内訳
家族葬に限らず、葬儀の実施にはさまざまな費用が必要です。その内訳は大きく以下の4つの項目にわけられます。
①葬儀一式の費用
遺体の運搬に伴う費用や、棺、骨壺、焼香台などの葬儀用具、受付台の設置・使用に伴う費用などが該当します。多くの葬儀社では、葬儀に最低限必要な用具一式をセットやプランにして、基本料金に含んでいます。
もちろん祭壇の製作や使用に伴う費用も含まれていますが、どんな祭壇を用意するのかによって費用は増減します。祭壇には、従来から使用されてきた白木祭壇と、家族葬の際に取り入れる方が増えている花祭壇があります。遺族・故人の希望や予算などに応じて依頼するといいでしょう。
②おもてなし費用
通夜、葬儀・告別式への参加者に対して、通夜振る舞いや精進落としなど食事をふるまったり、会葬返礼品や香典返しを用意したりと、おもてなしをおこないます。こういった食事や返礼品等にかかるものも、葬儀にかかわる費用として忘れてはならない項目です。
お布施
仏式の葬儀の場合、読経や戒名の御礼金として僧侶やお寺にお布施を渡します。
④施設利用料
葬祭場で葬儀を実施したり、寺院の一室を利用したりなど、自宅以外の場所で葬儀を執り行う場合は施設の利用料金が必要です。他にも、故人の遺体を安置する施設を利用した場合、その料金が必要になります。
家族葬の費用と押さえておきたいポイント
家族葬は、一般葬と比較して参列者が少なく、コンパクトな形式の葬儀のため、一般的には費用も軽減される場合が多いです。ただし葬儀の内容や流れは一般葬と変わらないため、参加人数が少ない場合でも、ベースとなる費用も変わらずかかってくることを理解しましょう。「家族葬なら安いと思ったのに、通常の葬儀とさほど変わらなかった」という経験者の声も少なくないようです。
家族葬でかかってくる費用の中身は?
家族葬も一般葬と同じく、①葬儀一式の費用、②おもてなし費用、③お布施、④施設利用料が必要になりますが、規模や中身によって費用が低くなったり、また割愛できるケースがあります。
①葬儀一式の費用と④施設利用料は、実施する葬儀の規模やプランに含まれている内容、遺族の希望として実施する内容などによって、変わってくる項目です。
中でも①に含まれる祭壇に関わる費用は、参加人数に合わせてコンパクトな物を用意すれば、抑えられる場合もあります。
④の施設利用料も、参列者が少なく小規模な部屋で執り行うケースであれば大規模なホールで開催される一般葬より軽減されるケースが多いです。
③お布施は家族葬と一般葬で基本的には変わりません。
参加人数が少ない分、②の参列者へのおもてなしの用意は少なくなる可能性があります。また家族葬では香典を辞退することや、食事会を実施しないケースも少なくありません。そのため、食事や返礼品の用意に伴う代金は割愛できる場合もあるでしょう。
家族葬の方が「負担」が大きくなるケースも
一方で費用が抑えられても、一般葬と比較すると家族葬のほうが結果的に遺族側の持ち出しが多くなるケースもあります。
その理由は参列者が少ない分、香典の総額も少なくなるためです。また家族葬では香典を辞退するケースもあります。全体の費用をいくら抑えたとしても、香典による収入も少なくなるため、結果として遺族側の出費がかえってふくらんでしまい、負担が大きくなるケースもあることを把握しておきましょう。
【実例紹介】家族葬と一般葬・実際にかかった費用を比較
ここで同じ葬儀場で家族葬と一般葬を実施した遺族に取材協力いただき、それぞれの葬儀で実際に必要となった費用を紹介します。
【一般葬 248人規模の場合】
【家族葬 15人規模の場合】
まず支出から見ていくと、約248人が参列した一般葬では、トータルで160万円弱の支払いが発生しています。一方、15人規模の家族葬にかかった費用は120万円弱。
約40万円の差がありますが、人数の差から考えると「そこまで変わらない」という印象を持たれる人も多いのではないでしょうか?
なお、寺院に支払ったお布施には大きな相違はありません。
一方、収入を見ると参列者の数が大きく違うため香典を中心とした差は顕著で、一般葬では約220万円、家族葬では約63万となっています。
上記から単純計算すると、一般葬では収支で約60万程度が手元に残った一方、家族葬では50万強のマイナスになっており、遺族の手出しが発生しています。
これらはあくまで実際におこなわれた葬儀の一例です。葬儀社によって費用は様々ですし、特に家族葬は「葬儀一式」の内容をより簡素化することで費用が抑えられることもできるかもしれません。
しかし単純に「家族葬=安い」という認識だけではなく、上記のようなケースもあることを念頭に置いたうえで、葬儀スタイルを検討してみてはいかがでしょうか?
プランに何が含まれているか?のチェックが重要
葬儀社が用意しているプランを利用する場合、提示された見積もりに「何が、どこまで含まれているか」をきちんと確認することが重要です。
特に簡素化される傾向にある家族葬の場合、一見料金が安いと感じるプランもあります。しかし実際は、ごく最低限の項目しか含まれていないことも多くオプションとして追加する品物やサービスが増える場合も。様々な費用が上乗せされ、結局高額になることも考えられます。
一方で、なるべくコストをかけないように…と準備した結果「実際の葬儀があまりにも簡素すぎて残念だった」などのトラブルが起こる可能性もあります。希望する内容が選んだプランで叶うかどうか、提示された見積もりの中身をしっかり確認することが大切です。
複数の葬儀社の見積もりを比較検討することもオススメ
葬儀社により、提示しているプランに含まれている項目は異なります。さらに、設定料金にもばらつきがあるため、細かい項目を確認することが肝要です。そのためには、複数の葬儀社から見積もりを提示してもらう事がオススメです。
その際は、単純に数字上の比較だけをおこなうのではなく、含まれている項目まで細かくチェックしましょう。
家族葬のお布施は一般葬と変わらない
家族葬におけるお布施は、一般葬と変わらないことが多いです。そこで家族葬のお布施について知っておきたい情報をまとめて解説していきます。
お布施の相場と内訳
お布施は以下の内訳で構成されている事が多いです。
内訳項目 | 目的 | 注意点 |
読経料 | 通夜や葬儀の際にお経を上げてもらった事への謝礼。 | 読経の回数が増える場合、お布施としての支払いが増えることもある。 |
戒名料 | 戒名を授けてもらった事への謝礼。 | 位の高さ(「信士/信女」「居士/大姉」「院信士/院信女」など)により料金が異なる。 寺院の中にはお布施に戒名料を含めておらず、別途必要とする場合もある。 |
お布施の目安は20万円〜40万円などと言われていますが、寺院や地域によって金額にばらつきがあります。
お布施の他に必要な費用も
名称 | 目的 | 注意点 | 包む金額の相場 |
お車代 | お寺から自宅や葬儀場までご足労願う事への御礼。 | 僧侶の送迎を喪家が担う場合や、遺族側が手配したタクシーを利用していただく場合は、お車代は必要ないケースもある。 | 5,000円〜10,000円程度 |
御膳代 | 精進落とし等の飲食の席に僧侶が参加できない場合にお渡しするもの。 | 僧侶が複数名で参加する場合は、人数分を用意するか人数分に該当する金額を包む必要がある。 | 3,000円〜10,000円程度 |
宿泊費 | 遠方での葬儀のため僧侶に宿泊頂くときお渡しするもの。 | 遺族側で手配し、代金を支払う場合は宿泊費として包まなくて問題ない。 | 宿泊代金により異なるが10,000円〜30,000円程度 |
寺院の利用料 | 葬儀会場として寺院を利用する場合は、利用料金の支払いが必要 | 利用があった場合のみ支払う。 | 寺院から提示された金額 |
相場が分からない場合は?
上記でご紹介した相場は、あくまでも目安に過ぎません。菩提寺や地域により差があるため慣習に合わせる事も大切です。金額のイメージがつかない場合は、地域の年長者や葬儀会社に確認してみると良いでしょう。お寺に直接確認することも失礼には当たらないため、不明な場合は確認してみましょう。
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おこころざし.com
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贈り物のコンシェルジュ リンベル
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家族葬の費用は一般葬より抑えられる部分もある一方注意点も多い
家族だけで故人との時間をゆったり過ごし見送れることが家族葬の魅力です。小規模になる分、一般的には比較的費用を抑えられることが多いでしょう。しかし、家族葬であっても葬儀一連にかかる費用は一般葬同様に発生し、特にお布施の相場は一般葬と変わらないとケースが多いことを理解しておきましょう。
家族葬では参列者が少なく、また香典辞退をおこなうことも多いです。香典収入が少ない、もしくは発生しない分、遺族側の持ち出しが多くなってしまうこともあります。
家族葬ということで「安い費用で納められる」と思い込むのではなく、複数の葬儀会社のプラン内容をじっくり精査する意識が大切です。香典としての収入が少ないことで、遺族側の持ち出しが多くなる可能性等もシミュレーション、納得のいくかたちで葬儀を執り行いましょう。
イキカタ編集部が厳選した、低価格で明瞭見積もりが特徴の葬儀会社を3つご紹介します。今後のために資料請求だけしてみるのもいいかも知れませんよ。
お葬式のむすびす(むすびす株式会社)
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- 東京、神奈川、埼玉、千葉エリアに提携式場1220箇所。
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むすびす株式会社のサービス対象地域
東京、神奈川、埼玉、千葉
むすびす株式会社の特徴
- 故人様の個性を尊重した葬儀を提供。
- 東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県1220箇所の提携式場で幅広い地域で葬儀可能。
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- 全国4,000箇所の斎場と提携。人気の斎場や希望のエリアで葬儀可能。
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小さなお葬式のサービス対象地域
全国約4,000箇所以上の式場と提携しており、希望のエリアでお葬式が可能。
小さなお葬式の特徴
- 「適正価格」にこだわり、本当に必要な物品・サービスだけ必要なものに絞った低価格プランを実現。
- 全国4,000箇所以上の式場と提携。希望のエリアで葬儀可能。
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