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弔慰とは?弔意と何が違う?弔慰金、弔慰休暇、弔慰電報についても紹介

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目次

弔慰とは故人を弔い、遺族を慰める行動のこと

弔慰とは故人の死を悼み、残された遺族をなぐさめ、悲しみを癒そうとする行動や品物を指します。

読み方は「ちょうい」。

弔意との違いは? 

弔慰と似た言葉に「弔意」があります。弔意は、故人が亡くなったことに対する自分の悲しみや弔いの気持ちを意味します。

弔慰:悲しみを癒そうとする行動などを指す

弔意:自分の悲しみや弔いの気持ちを意味する

似ている両者ですが、厳密な意味合いでは異なると言えますね。

▶︎弔意について詳しくはこちら

弔慰は単独で使用しない

弔意は「弔慰する」などと口にするのではなく、多くは

弔慰金ちょういきん

弔慰休暇ちょういきゅうか

弔慰電報ちょういでんぽう

弔慰品ちょういひん

など、名詞と接続して用いられます。それぞれの意味は以下の通りです。

弔慰金:社員やその家族が亡くなったときに勤め先から支払われるお金のこと

弔慰金とは企業・団体などに勤めている職員やその家族が亡くなったときに、勤め先から遺族に支給されるお金のことで、福利厚生である慶弔金の一種です。

企業が福利厚生として用意しているものだけでなく、国や自治体が戦没者遺族へ支給するものもあり、国が戦没者の遺族等に支給している弔慰金は「特別弔慰金」と呼ばれています。

弔慰休暇:いわゆる忌引休暇のこと

弔慰休暇とは、弔慰金同様に企業や団体が職員の福利厚生の一環としている慶弔休暇の一種です。いわゆる忌引休暇のことであり、服喪休暇と呼ばれることもあります。

弔慰休暇は、労働基準法で定められている休暇(産前産後・育児・介護休暇など)とは異なり、企業・団体が独自に用意している制度のため、中には用意していない場合もあります。

弔慰休暇の有無や取得できる日数は、勤め先の就業規則などで確認しておきましょう。

弔慰電報:葬儀に参列できない人が送るお悔やみの電報

弔慰電報とは、葬儀に合わせて送るお悔やみの電報のことです。略して「弔電」と呼ばれることが多いですが、お悔やみ電報と呼ばれることもあります。

会社や団体、葬儀に参列できない人が送ることが一般的です。

弔慰品:慰労として遺族へ贈る品物

弔慰品とは、遺族の慰労を目的に贈る品物のことです。葬儀後に故人の訃報を知り、後日弔問に訪れるときなどに持参します。

弔問に出向けない場合は、郵送などで贈ることも良いとされています。

弔慰に関してよくある質問

弔慰と弔意の違いは?

弔慰と弔意、それぞれの意味は

弔慰:死者を弔い、遺族を慰める行動や品物

弔意:死者を悼み、悲しむ気持ち

であり、弔意は慰める「行動弔意は「悲しむ気持ち」を指すという違いがあります。

▶︎弔慰と弔意の違いについて詳しくはこちら

弔慰金はいくらもらえるの?

弔慰金は、法律で定められたものではないため、支給される金額は企業・団体などで異なります

さらに、職員の死亡が「業務中なのか、業務外なのかまた「一定額なのか勤続年数によって異なるのか」などによる違いもあるでしょう。

弔慰金の金額について知りたい場合は、就業規則などで確認しておきましょう。

弔慰休暇の取得日数は?

弔慰休暇(忌引休暇)は、企業や団体が職員の福利厚生の一環として独自に用意しているものであり、企業や団体によって取得できる日数が異なります

目安とされる日数は以下の通り

故人との関係性取得できる日数
配偶者7日〜10日
両親・子ども5日〜7日
祖父母・兄弟姉妹・配偶者の両親2日〜3日
おじ・おば・配偶者の祖母1日

詳しくは勤め先の就業規則などで確認しておきましょう。

まとめ:弔慰とは故人の死を悼み遺族を慰める行動や品物のこと

弔慰とは「故人を弔い、遺族を慰めること」であり、悲しみを癒そうとする行動や品物を指します。

また、名詞と接続して

  • 弔慰金
  • 弔慰休暇(いわゆる忌引休暇)
  • 弔慰電報(弔電)

などの言葉にされることが多く、単独で用いられることはほとんどありません。

弔慰金や弔慰休暇は、企業・団体が職員の福利厚生の一環として用意しているものです。

支給される金額や取得できる日数は、企業・団体により異なるため、詳しく知りたい場合は、就業規則などで確認しておきましょう。

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