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喪服に和装はあり?レンタルできる?メリット・デメリットを紹介
現代の通夜や葬儀などの弔事シーンでは洋装の喪服を着ることが一般的ですが、和装の喪服姿を見かけることもあります。これは、遺族側である喪主や喪主の妻などに和装の喪服で出席する習慣が残っているためだと言えます。
この記事では、和装の喪服を着用するケース、和装喪服のレンタル活用のメリット・デメリットを解説しています。着物の喪服を持っている人は少数派です。
いざというときに困らないよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
男性におすすめのレンタル和装喪服
男性の和装喪服は、年齢を問わず「紋付き羽織袴」が正装です。着物で出席するケースは少なくなりましたが、喪主を務めるときなどに着用を検討すると良いでしょう。
黒紋付×縞袴
羽織、袴など基本的な着物に加え、肌着や腰紐など袴着用時に必要なものが全て揃った安心のフルセット内容です。セットの白足袋はプレゼントです。
黒紋付×縞袴【貼り紋用】
こちらのセットも、安心のフルセットです。紋は貼り付けで用意されますが、定番のものでも「2週間の納期が必要」となっています。急なリクエストのときには対応できない可能性があります。
女性におすすめのレンタル喪服
女性の和装喪服は、年齢を問わず「黒無地で染め抜き五つ紋付の着物」が正装です。喪主を務める場合はもちろん、喪主の妻の立場の場合などに着用を検討すると良いでしょう。
おすすめの和装レンタル喪服は以下の通りです。
【喪服】袷
二枚の生地で仕立てた裏地付きの袷は透ける心配がなく、暑い季節を除いて着用できる和装の喪服です。
また、こちらのセットは着物や帯はもちろん長襦袢や肌着、足袋や草履、バッグまで着物を着るときに必要なもの15点が揃ったフルセット。1つレンタルすれば和装喪服の着こなしが完成します。
【喪服】絽
7月、8月の葬儀には透ける素材で作られた「うすもの」と呼ばれる絽の着物が適しています。季節に合わせて素材を選べることもレンタルの魅力ですね。
こちらのセットも袷セット同様に着物や帯、足袋など着物を着るときに必要な15点のフルセットです。
編集部おすすめの和装レンタル喪服ショップのご紹介
ご紹介した和装レンタル喪服は、体型に合わせて着丈や身幅の選択が可能です。自分の目でチェックするためにも、次のレンタルショップもチェックしてみましょう!
編集部おすすめの和装喪服レンタルサイト:京都着物レンタル夢館
結婚式の着物や成人式の振袖など女性の着物や紋付き羽織袴など男性の着物、ベビーや七五三に着用できる子ども用の着物など、さまざまな着物をレンタルしている「夢館」。宅配と来店という2つの方法でレンタルに対応しています。
なお、来店した上でレンタルする場合は、店舗で着付けやヘアセットのサービスが受けられます。
喪服用の小物を購入しようと思うならこちらをチェック
喪服に合わせる女性向けの小物は、洋装時も和装時も同じものでOK。今後のことも見据えて、これを機に喪服用の小物の購入を検討するなら、編集部おすすめのショップもチェックしてみてください。
編集部おすすめの和装喪服に合う小物アイテム購入サイト:岩佐
フォーマルシーンにおけるバッグなど小物のアイテムも手がける創業1928年の老舗ブランド「岩佐」。製品はすべて職人の手作業で作られており、日本人の美意識による丁寧な仕上がりが岩佐の人気を高めています。
女性の品格を上げるモノづくりを真摯に続けている岩佐だからこそ、これがあれば大丈夫というアイテムに出会えることでしょう。
岩佐のおすすめバッグ:マグネット内蔵式米沢織フォーマルバッグ
生地の内部にマグネットを内蔵した、スムーズな開閉が嬉しいフォーマルバッグです。かぶせのサテン切り替えがデザインのアクセントに!光沢を抑えた上質のサテンが心地よいバッグに仕上がっています。
岩佐のおすすめバッグ:コード刺繍インナーマグネットフォーマルバッグ
立体的でボリューム感が魅力のコード刺繍をデザインしていることが特徴のフォーマルバッグです。奥行きのある刺繍は、デザインの美しさが引き立つように追求された仕上がり。10cmのマチがあるので、容量がたっぷりなことも嬉しいですね。
和装喪服をレンタルするメリット・デメリット
和装の喪服を持っていますか?
- 持っていない(289人:約92%)
- 持っている(27人:約9%)
編集部が独自におこなった調査でも、和装の喪服を持っているとの回答は、全体の約9%の27人と少数派という結果となりました。和装を着用する機会が減っている現代では、必要なときだけ用意できるというレンタルが魅力的な準備方法だと言って過言ではないでしょう。
しかし、レンタルだからこそのデメリットもあるため、注文前に確認しておくことが大切です。
和装喪服をレンタルすることのメリット
喪服をレンタルする場合のメリットは「必要なときだけ用意できること」の他に
- 購入するよりも安価
- 手入れの必要がない
- 保管スペースが不要
などがあげられます。
喪服を購入するよりも安価
和装の喪服一式を用意するとなると、安価なものでも10万円以上、中には50万円を越すものも珍しくありません。また、喪服は着用する機会が少ない上に、和装となると着る機会はさらに減ります。
生涯に数回しか着用しないものに高額な料金を支払うことは、躊躇してしまいますよね。
一方、レンタルで用意すれば、小物類を含めても1万円程度で借りられます。おおよそ、購入の10分の1程度の費用で用意できるため、安価だと言えるでしょう。
着用機会が少ない和装の喪服だからこそ、安価に用意できることは大きなメリットと言えるでしょう。
喪服を手入れする必要がない
一度着用した喪服は、和装・洋装を問わず、クリーニングなどで手入れせねばなりません。しかし、葬儀後も何かと忙しく「クリーニングになかなか出せなかった」という声も耳にします。
忙しいあまりに手入れを怠ってしまうと、大切な喪服を痛めてしまいます。購入価格が高ければ高いほど、綺麗な状態で保管しておきたいため、着用後の手入れは欠かせません。
その点、レンタルの喪服は着用後は返却するのみ。クリーニングなどの手入れは必要ありません。
喪服の保管スペースが不要
手入れした後の喪服は、防虫剤等を活用し、クローゼットや洋服ダンスなどに保管しておくことが一般的です。和装の喪服であれば、大きめの和ダンスが必要です。
しかし、着用機会の少なさもあって、手狭な住まいであれば保管スペースの確保は避けたいと思うこともあるでしょう。
レンタル喪服は着用後すぐに返却します。保管場所がいらないことは、大きなメリットだと言えるでしょう。
和装喪服をレンタルすることのデメリット
喪服をレンタルする上で考えられるデメリットは、
- レンタルで用意する抵抗感がある
- 着用したい日に間に合わない場合もある
- 着丈や幅が合わないこともある
などがあげられます。
和装喪服のレンタルに抵抗感がある
年配者や地域によっては「和装の喪服は持っているもの」と認識していることもあります。そのため、レンタルで用意したとは堂々と言いにくく、レンタルそのものに抵抗感を抱く人もいます。
着丈や幅が合わないこともある
着物は洋服とは違い、着付次第で多くの人の体型に合うことがメリットですが
- 体型が大柄・小柄な人
- 背の高い・低い人
という場合は、着物を着た時の着丈や身幅が合わない可能性があります。レンタル用の商品には目安の身長等が記載されていますが、自分の体型でも問題ないかどうかレンタル前に問い合わせておくと安心です。
喪服レンタルで注意したいポイント
レンタルで喪服を準備しようとするときは、以下のポイントに注意しましょう。
喪服が希望日までに到着するか確認!
手軽に利用できることが魅力のネットレンタルですが、”配送から到着までにどのくらいの日数がかかるのか”は重要なチェックポイントです。
店舗から遠方の場合は、着用日に間に合わないことも考えられます。必要な日までに到着するのかどうかは、必ず確認しておきましょう。
喪服のレンタル泊数の確認
編集部がおすすめしているショップでは、レンタルなのか、来店受け取りなのかによって利用できる泊数に違いがあります。来店受け取りの場合は1泊2日と短いため、返却のタイミングを検討しましょう。
袱紗や数珠など小物類のレンタルもチェック
編集部が独自に行ったアンケートでは、袱紗を持っていない・知らない人は全体の約51%という結果になりました。
袱紗を持っていますか?
- 持っていない(77人:約25%)
- 持っている(159人:約51%)
- 袱紗を知らない(80人:約26%)
また、数珠を持っている人は過半数をこえ、多くの人がいざという時に備えていることがわかります。
数珠を持っていますか?
- 持っていない(70人:約23%)
- 持っている(242人:約77%)
- 数珠を知らない(4人:約2%)
しかし、葬儀には数珠や袱紗だけでなく、バッグやハンカチなどの小物類の用意も必要です。持っていないなら、一式をレンタルできる商品を活用すると良いでしょう。
喪服のレンタルついてよくある質問
まとめ:着用機会の少ない和装喪服はレンタルを活用して用意しよう
喪服の着用機会はそもそも少ないものですが、現代の葬儀シーンでは、和装の喪服で出席する人は本当に少数派。喪主や喪主の妻で着用するケースがありますが、その機会は生涯に数回あるかないかというレベルだといえます。
着用機会の少ない和装の喪服だからこそ、必要なときはレンタルで用意することが得策と言えるでしょう。
レンタルで喪服を準備する場合は
- 購入するよりも安価
- 手入れの必要がない
- 保管スペースが不要
など、多くのメリットがありますが、
- レンタルに抵抗がある
- 着丈や身幅が合わないこともある
などのデメリットにも注意しましょう。
また、ネットレンタルを利用する場合は、配送や居住地との関係、予期せぬ災害などで、必要な日までに到着しないことも考えられます。訃報の知らせを受けたら、早めに注文の手続きを進めることが大切だと言えるでしょう。