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ペット葬はどうすればいい?種類・葬儀前後にすべきこと・マナーを解説
かわいいペットのために行いたいペット葬
犬や猫、小鳥など、ペットを飼っている人は多いものです。ペットは家族同然。心を癒してくれたり、元気をくれたりします。
そんなかわいいペットが亡くなってしまった場合は、きちんと葬儀を行って見送りたいものです。この記事は、そんなペット葬儀の種類、ペット葬の前後にすべきこと、マナーをお伝えします。
一般的なペット葬は火葬
一昔前は、ペットが亡くなると家の庭などに埋めてお墓を作ったものです。しかし、最近では火葬が一般的になってきました。
基本的なペット葬儀の火葬例
- ペットが亡くなったら、葬儀会社に連絡し、遺体を葬儀会社に連れて行く。または葬儀会社が引き取りに来る。
- 葬儀会社により火葬
- 共同墓地か個別墓地、納骨堂に埋葬する。または依頼主に返骨。
業者に依頼するのもあり
愛するペットが亡くなるのは家族が亡くなるのと一緒。相当な悲しみがあるはずです。そんな中で葬儀に必要な業者や火葬場に連絡をするのは大変です。そこで、ペット葬を専門に扱っている業者に依頼して、ペットとの思い出に浸りながらきちんとお別れをするのもいいでしょう。
火葬は主に4種類がある
- 合同火葬:火葬後は共同墓地に埋葬。お骨は戻ってこない。
- 一任個別火葬:個別の火葬。予約制でスタッフによるお骨上げがある。
- 立会個別火葬:予約制。個別に火葬し、飼い主によるお骨上げ。
- お棺個別火葬:予約制で立会個別火葬と同じだが、お棺に入れてお花を献花できる。
自宅でお別れができる自宅葬も
ペットの自宅葬も可能です。ただ、ご自身ですべてを行うのは、なかなか大変ではないでしょうか。ペットの自宅葬を行う葬儀会社もあるので、お願いする事も可能です。
ペット葬業者の自宅葬プラン例をご紹介します。
火葬のみのシンプルプランです。電話連絡の後、業者がバンタイプの車で訪問し、火葬にします。お骨はお骨壺に納め、お名前、没年月日が記載された白木の仮位牌も用意してくれます。
その他にもお別れパックプランや祭壇プランがあります。
自宅の庭であれば土葬は可能
土に埋めて自然に返してあげたい、家の庭に埋めて身近で供養したいなど、土葬を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ペットは火葬でなくても大丈夫です。自宅の庭であれば土葬も可能。ただし、これから説明する3つの条件を満たす必要があります。
- 私有地であること
- 月日がたっても気持ちが変わらないこと
- 近所への配慮ができるか
1は法律が関係します。法律により、ペットの遺体は廃棄物として扱われるので、土葬は禁じられていますが、私有地の庭であれば大丈夫です。しかし、借家や賃貸マンション、アパートの場合は庭があっても埋めることはできません。
2の気持ちの面ですが、一度埋めてしまい、やはり共同墓地にすればよかったと後悔することはないか、よく考えましょう。
埋めてから骨になるまでかかる年月は数年です。さらに土にかえるのは、数十年かかります。その間に家を手放すことも考えられます。その場合は掘り起こして、改めて共同墓地に埋葬しなければいけません。
3の近所への配慮も重要な問題です。どんなに深く掘って埋めても腐敗臭で周囲に迷惑をかけてしまうことが考えられます。また、土葬により、カラスが集まったり、野生動物が掘り起こしてしまうこともあります。
こうした事態を引き起こしてしまうと、クレームを受ける可能性があります。場合によっては、このまま住み続けることができなくなることもあるでしょう。
こうしたことを熟慮したうえで土葬に踏み切りたいものです。
ペット葬を執り行う前にすべきこと
ペット葬を執り行う前、つまりペットが亡くなってからすべきことを説明します。人に行うのと同じように、ペットの遺体も大事に清めてあげましょう。
ペット葬業者に連絡したら、火葬の場合は一緒に入れる思い出の品を用意します。
亡くなったペットの体を清めて箱などに安置する
ペットが亡くなってしまうと、悲しいものです。ずっと寄り添っていたいと思うでしょうが、まずは体を清めてあげることが大事です。
体液がでていたり、血が流れていたりしたら、きれいにふき取ってあげましょう。遺体は敷物や毛布、ビニールシートを敷いた箱に安置します。この箱はお棺の役目を果たします。
夏場だったり、暖房のついた部屋だったりすると、遺体が傷んでしまうので、ドライアイスや綿タオルも一緒にいれておきます。一人だとかわいそうなので、ペットが好きだったおもちゃも一緒に入れておくと良いでしょう。
死後硬直の処置
遺体は死の数時間後に死後硬直が始まります。そうなると、手足を折り曲げたりできなくなるので、早めにお棺に入れてあげたいものです。
死後、時間を置かずにそっと手足を折り曲げてお棺にいれてあげましょう。そして、生前なでると喜んだ部分を優しく撫でてあげてください。
ペット葬儀業者に連絡
ペットの遺体を安置したら、葬儀を依頼するところに連絡します。保健所、保健センターかペット葬儀業者です。
保健所や保健センターの場合は合同火葬です。連絡する時にお棺を含めた重量、横幅や外径を伝えます。
手厚く葬ってあげたい場合はペット葬業者がおすすめです。業者に連絡する場合は、ペットの種類や葬儀の希望日時を伝えてください。
一緒に火葬するものを用意
一緒に火葬するものも用意します。どんなものであれば、一緒にお棺に入れても良いのか、葬儀業者に尋ねておきましょう。
なるべくならば、ペットが好きだったもの入れてあげたいものです。たとえば、おもちゃや草花、食べ物など。ペットの思い出とともに火葬できるとよいでしょう。
ペット葬の後にすべきこと
ペット葬の後にすべきこともあります。供養をどうするか考えることです。供養にはペット霊園、自宅の2つの方法があるので、どうすべきか家族で考えましょう。
また、犬の場合は自治体に死亡届を出さなければいけません。しかし、猫など他のペットの場合は必要ありません。
供養の方法を考える
亡くなったペットの供養は大まかに2つ、霊園か自宅です。細かく分けると海洋葬、山林葬、樹木葬といった遺骨を撒く供養もあります。
今回は霊園と自宅での供養について考えてみましょう。
ペット霊園
ペット霊園はお寺で運営しているところが多いです。事例として、あるお寺の霊園をご紹介します。
葬儀から供養まで行うペット霊園です。他の霊園で火葬されたペットの遺骨の安置も引き受けています。
個別の火葬後は納骨堂に安置され、僧侶による読経を受けます。または他のペットといっしょに合同供養塔に埋葬されたり、飼い主と一緒のお墓に入る場合もあります。
お寺によっては、合同墓地や個別墓地がある場合も。ペット葬業者かお寺に尋ねてみましょう。
自宅で供養
ペットの火葬後の遺骨は、霊園に埋葬すべきという法律はありません。そのため、自宅で供養する方も多いです。
自宅にペット用の祭壇を作って骨壺を置いたり、メモリアルグッズを飾ったりして、在りし日のペットを思い、手を合わせます。このような供養により、ペットの存在を身近に感じるものでしょう。
しばらくの間、自宅供養をした後に霊園で埋葬するケースもあります。
犬の場合は自治体へ死亡届を提出する
ペットの犬の場合は、亡くなって30日以内に、自治体へ死亡届を提出することになっています。しかし、猫、小鳥、うさぎなど、他のペットの場合は届出は必要ありません。
なぜ犬のみが必要なのかというと、狂犬病ワクチン接種の義務があるからです。死亡届を出さないと、狂犬病ワクチンを摂取しなかったことになり、罰金を払わされる可能性があります。
ペット葬のマナー
ペット葬にも人のお葬式と同じようなマナーがあります。それほど厳しいマナーではありませんが、かわいいペットのためには、マナーにも気を付けて見送ってあげたいものです。
服装に決まりはないが、喪服が望ましい
ペットの葬儀の場合、服装に決まりはありません。しかし、悲しみの席なので余り派手な服装で見送るのは、ふさわしくないでしょう。
また火葬場や霊園など、人の葬儀と同じ場所になることもあり、一緒になることも考えられます。そんな場所に葬儀にふさわしくない服装でいるのは、あまり好ましくないでしょう。
持ち物は人の葬儀と変わらない
ペット葬の持ち物は人の葬儀と変わらないです。数珠やお花、ペットの写真やお坊さんのお布施などがあります。一つずつ説明しましょう。
数珠やお花
ペットのために手を合わせるのに数珠が必要です。人の葬儀の際に持っていく数珠と同じでも良いですが、ペット用の数珠を用意しても良いでしょう。
また、人のお葬式のように火葬のときに一緒にいれる淡い色のお花も用意してあげたいものです。
ペットの写真
在りし日のかわいい写真を持っていき、ペットの遺影とすることもあります。また、ペットを偲ぶために持っていくのも良いでしょう。
参列者として知り合いのペット葬に行く場合も、相手のペットの写真があれば、もっていって渡してあげると喜ばれます。
お坊さんへのお布施
人の葬儀と同じように読経をあげてもらうのであれば、お礼としてお布施を渡す方は多いものです。また、戒名を頂く場合もお布施は必要です。
お布施の目安は1~3万円くらいですが、決められている霊園も存在します。その場合は、決められた額に従ってください。
まとめ:ペット葬は火葬が中心マナーに気を付けて見送りたい
ペット葬は火葬で執り行うことが一般的です。葬儀前には死後硬直に気を配ってペットの遺体を清め、箱などに納めましょう。
葬儀後は霊園などの供養方法を決め、犬の場合は狂犬病予防接種の関係があるため、自治体に死亡届を出します。
葬儀のマナーは人の葬儀とほとんど同じです。心を込めて見送ってあげましょう。