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手元供養の一つ遺骨ダイヤモンドとは?特徴・製作の流れ・日本で製作可能か・作成期間・必要な遺骨等の量・値段等徹底解説!

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目次

遺骨ダイヤモンドとは遺骨から排出する炭素で作る

出典:アルゴダンザ

遺骨ダイヤモンドは手元供養の一つです。遺骨から排出する炭素で作ります。しかし、遺骨の量が足りないなど場合によっては、遺灰や遺髪から排出することもあります。

この記事は、遺骨ダイヤモンドを中心に手元供養について徹底解説します。遺骨ダイヤモンドの特徴、製作の流れ、日本で製作できるか、作成に必要な遺骨などの量、値段、その他の手元供養についてです。

輝きは天然ダイヤモンドと変わらない

遺骨ダイヤモンドは天然の物と変わらない輝きです。遺骨で作るため、天然ダイヤモンドとは異なりますが、輝きはもちろん、光沢や硬度も天然ダイヤモンドと同じと言われています。

純度を示す※クラリティがSI~VS、時にはVVクラスも取得するというメーカーもあります。

※クラリティ:不純物の混じり具合

Iで示されるインクルーデッドから最高のフローレス(FL)まで段階があります。SIはインクルーデッドの次の段階スライトリーインクルーデッド。VSはその上のベリースライトリーインクルーデッドです。VVクラスはさらに上のベリーベリースライトリーインクルーデッドです。

遺骨ダイヤモンドの特徴

遺骨ダイヤモンドの特徴は遺骨で作っていること、厳重な管理の元で製作されていること、色合いの美しさです。

遺骨で作っている

遺骨を使って創っていることが大きな特徴です。創る際は遺骨から抽出する炭素のみを使いますが、遺灰、遺髪を使う場合もあります。その他、遺骨の量が十分でない場合に思い出の品や家族の髪の毛から炭素を抽出するメーカーもあります。

また、遺髪のみを使ってヘアーダイヤモンドとして創るメーカーも存在します。

厳重な管理の元で製作

かけがえのない故人の遺骨です。どのメーカーも厳重な管理の元で製作しています。

たいていのメーカーは、預かった遺骨にIDや管理番号を付けて、他者のものと区別しています。管理体制についてはメーカーそれぞれのやり方がありますが、大事な故人の一部をお預かりしているという使命感は共通のものと考えられます。

色合いが美しい

遺骨ダイヤモンドの色合いは美しいです。メーカーの中には、特殊製法でブルーダイヤを製造するところもあります。

色合いの美しさは好みもあり、メーカーによっても異なるため、いくつかのメーカーを問い合わせたり見学したりすることをおすすめします。

遺骨ダイヤモンド製作の流れ

1.遺骨を預かる

2.炭素を抽出して黒鉛を創る

3.ダイヤモンドの原石を創る

4.ダイヤモンドとして完成

5.専門機関で鑑別書を発行

6.加工してジュエリーになる

上記が遺骨ダイヤモンド制作の流れです。それぞれの製造工程について詳しく説明します。

1.遺骨を預かる

遺骨、または遺灰、遺髪を遺族から預かります。郵送、手渡しなど、方法は業者によって異なります。また、量も製造会社によって異なりますので、ご確認ください。

いずれにしても大事な故人の一部です。預かる際は大事に扱い、他のお客様のものとは別に保管します。番号などで識別するメーカーが多いです。

2.炭素を抽出して黒鉛を創る

預けられた故人の遺骨や遺灰に熱や物理処理を行います。そして、抽出時に混入されたガスを押し出し、純度の高い※黒鉛を創ります。

製造会社にもよりますが、炭素含有率の多い黒鉛が精製されます。

※黒鉛:正式名は石墨。ダイヤモンドや石炭などと同じ炭素の一種です。

3.ダイヤモンドの原石を創る

創られた黒鉛を結晶化してダイヤモンドの原石を創ります。

黒鉛と金属を封じ込めたセルを高圧状態にし、核を投入します。金属の中に黒鉛分子が浮遊するような形です。圧力や温度をコントロールしていきます。

4.ダイヤモンドとして完成

ダイヤモンドとして完成したら、原石のカットと研磨の作業があります。これは仕上げの作業です。

専門職人による研磨作業によって表面が滑らかになり、輝きのあるダイヤモンドになります。

5.専門機関で鑑別書を発行

専門機関で鑑別書を発行します。そこには制作したダイヤモンドの情報が記載されています。

製造会社によっては、保証書や証明書と呼ぶこともあります。いずれにしても、情報の詳細が記されます。

6.加工してジュエリーになる

海外で製造して国内でジュエリーに加工する業者が多いです。かかる期間は業者によります。

ネックレスやリング、イヤリングなど、お好みのジュエリーに加工します。デザインなどは、メーカーで相談にのってもらえます。

刻印サービスがある場合も

業者によっては、刻印サービスもあります。加工したジュエリーに好きな言葉、名前、イニシャルなどを刻印します。書体は好きなものを選べます。オプションとなる業者もありますが、ダイヤモンドに限っては無料という場合も。

目安は3~20字くらいの場合が多いです。ただし、リングやペンダントにより、文字数が制限されることもあります。

遺骨ダイヤモンドは日本で製作できるか?

遺骨ダイヤモンドは日本ではなく、海外で製造する会社が多いです。但し、加工は日本国内の工場です。

海外で製作している会社がほとんど

遺骨ダイヤモンドは、スイスなどの工場で製作している会社がほとんどです。設備のためと考えられます。

しかし、申込は日本から可能です。日本支社があり日本向けのHPもあります。また、国内にショールームがある業者も存在します。

海外で製作して日本の工場で加工する

海外で製作して日本の工場で加工する業者がほとんどです。日本の業者にはパンフレットもあるので、資料請求で取り寄せることができます。また、電話やメールで不明なことを質問したり、希望の品を相談したりできます。

サンプルの貸し出しがある、指輪を創る際のリングゲージを貸し出す場合もあります。どんな感じになるのか見てみたい、ご自身の指輪サイズを知りたい方にとって、助かるサービスです。

遺骨ダイヤモンドの作成期間

遺骨ダイヤモンドの作成期間は業者によって多少の異なりがありますが、大体は6~9ヶ月です。ここで詳しく説明します。

期間は6~9ヶ月

遺骨ダイヤモンドは製造工程でもお分かりの通り、手間と時間がかかるため、6~9ヶ月という業者が多いものです。

小さなサイズの物だと6ヶ月、大きなサイズの場合は9ヶ月ほどかかるケースが多いです。但し、注文が殺到したり、加工方法が特殊だったりする場合は、もう少しかかる可能性も考えられます。

遺骨ダイヤモンドをつくるのに必要な遺灰・遺骨・遺髪の量

遺骨ダイヤモンドを創るのに必要な量を遺骨のみでなく、遺灰や遺髪でも挙げてみます。ただし、業者によっても多少異なります。

  • 遺骨:約300g
  • 遺灰:約200g
  • 遺髪:約10g

この場合の遺骨は火葬された後に残る20mm以上の骨片です。遺骨は遺灰に比べて炭素の含有量が少ない傾向です。そのため、300g程の量が必要になります。

業者によっては、重量が足りない場合、遺灰、遺骨、遺髪を組み合わせることも可能です。詳細はご相談ください。

遺骨ダイヤモンドの値段

値段は業者によっても異なりますが、カラット、カット、デザインによる場合が多いです。因みにカラットは重さの単位で1カラットは200g、カットは研磨方法です。およその値段を下記に表にしました。

原石製作のみの場合0.20カラット約42万円~
カットダイヤモンドの場合約48万円~
1.0カラット原石の場合約198万円~
サイズの大きなカットダイヤモンドの場合約248万円~

遺骨ダイヤモンド以外の手元供養

遺骨ダイヤモンド以外の手元供養の方法もあります。ダイヤモンド以外の遺骨アクセサリーミニ骨壺を紹介します。

遺骨アクセサリー

遺骨ペンダントや遺骨リングといった遺骨アクセサリーもあります。一般的にダイヤモンドよりはお手軽な価格です。

①遺骨ペンダント

出典:ソウルジュエリー

上記の遺骨ペンダントは、シルバーでお値段は35,200円(税込)です。この他にも通販サイトやお店でさまざまな種類の物が販売されています。

いずれの品も遺骨や遺灰が納められるようになっています。

②遺骨リング

出典:ソウルジュエリー

上記の写真のようなリングもあります。こちらも遺骨を納められる構造です。

上記はバラを形どったかわいらしいシルバーのリングです。お値段は税込37,400円です。

ミニ骨壺

出典:ソウルジュエリー

遺骨を納められるミニ骨壺もあります。携帯型、フォトスタンド型、磁器など種類が豊富です。マンションやアパートなど、お仏壇を置くスペースがないお宅に設置する事も多いです。

よくある質問

遺骨ダイヤモンドは人工ですか?

人工とは違います。人工ダイヤは天然に存在しないジルコニアを指します。

遺骨ダイヤモンドは炭素から創るため、化学組成、硬度の点で天然ダイヤモンドと同じ合成ダイヤモンドに位置づけられます。

遺骨ダイヤモンドの品質は?

業者によって異なりますが、Iクラスのクオリティーを保証出来る物が多いです。製品によってはそれより2段階上のVSクラスの場合もあります。

ダイヤモンドの大きさと必要な遺骨の量は関係ありますか?

関係ありません。但し、複数の遺骨ダイヤモンドを創る場合は、それだけの遺骨や遺灰が必要です。詳しくは業者にご相談ください。

どんな人の遺骨でもダイヤモンドは創れますか?

大丈夫です。たとえば、年配の方、ご病気で骨がもろくなった方でも問題なく創作できます。

保証はついていますか?

遺骨ダイヤモンドを創作した業者による鑑定書や照明書などがあります。業者によっては鑑定士の資格のある人による鑑定書を発行できます。

ペットでも創れますか?

創れます。ペットの遺骨、遺灰、遺毛から創ることが可能です。業者にご相談ください。

納骨済みの遺骨でも大丈夫ですか?

基本的に大丈夫です。ただ、保存状態にもよりますので、詳しくは業者にご相談下さい。

また、納骨済みの場合の遺骨返却手続きもあります。墓地の管理事務所にお尋ねになることをおすすめします。

まとめ:遺骨ダイヤモンドで手元供養ができる

故人の遺骨で遺骨ダイヤモンドを創ることができます。ダイヤモンドに輝く故人の思い出をジュエリーに加工していつまでも身に付けられます。

日本で申込み、海外で製造、日本で加工という業者が多いです。詳しくは依頼する業者にお尋ね下さい。

また、ダイヤモンド以外でも遺骨や遺灰を保管できるペンダント、リングのような遺骨アクセサリー、骨壺を購入することも可能です。

どんな方法であっても大切な故人の存在を身近に感じて過ごしていきたいものです。

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