本ページはプロモーションが含まれています。
塔婆供養とは?いつするもの?塔婆を立てる意味、費用の目安を紹介
塔婆供養とは故人の冥福を願ってお墓に塔婆を立てること
塔婆供養とは、故人の冥福を願いお墓に卒塔婆(略して塔婆)を立てることです。
お墓に塔婆を立てることは、多くの仏教宗派では追善供養と考えられています。
つまり、故人の代わりに善行を積み、その功徳によって故人が浄土でより暮らしやすくなるようにとの願いを込めて塔婆を立てていると言えるでしょう。
塔婆には何が書かれているの?
宗派やお寺にもよりますが、塔婆には毛筆で戒名・没年月日(命日)・経文・供養年月日などが書かれます。宗派によっては塔婆の裏に「梵」という字が書かれていることも多く、これは大日如来を表しています。
一般的に用意するものは「板塔婆」
塔婆にはさまざまな種類がありますが、塔婆供養に用いるものは厚さ1㎝、長さ150〜180㎝ほどの細長い板でできている板塔婆です。最もよく見かけるもので塔婆というとこれを指します。
▶︎卒塔婆について詳しくはこちら
塔婆供養のタイミング①年忌法要②施餓鬼会・お盆・お彼岸 など
塔婆供養は、納骨時のほか、
- ①年忌法要(一周忌や三回忌など)
- ②施餓鬼会(せがきえ)・お盆・お彼岸
など、仏教的な節目となるタイミングでお墓参りをするときが一般的です。
なお、塔婆供養のタイミングには明確な決まり事があるものではないため、追善供養をしたいと思ったときに塔婆を立てることも良いと言えます。
とはいえ、塔婆は菩提寺で用意してもらうものであり、供養の当日になってすぐにとはいきません。塔婆供養を決めたなら、早めに菩提寺に相談することが大切です。
また、決めかねているときは「いつまでに決めればいいのか」を確認すると良いでしょう。
①年忌法要:法要の対象となる故人の冥福を願う
一周忌や三回忌などの年忌法要は、最も一般的な塔婆を立てるタイミングです。法要の打ち合わせの中で「塔婆はどうするか」という話が出ることも多く、親族がお金を出し合い、用意するケースも少なくありません。
▶︎年忌法要について詳しくはこちら
地域によって残る「七本塔婆」の風習 ポイント
地域によっては、「七本塔婆:初七日、二七日など49日までの7回の法要のたびに小型の塔婆(長さ40㎝くらいのもの)を立て、最終的に7本の塔婆を立てる」という風習が残っていることがあります。
昔は葬儀後すぐに埋葬することが主流で、7日に一度塔婆を立てる風習がありました。すぐに納骨することがない昨今でも、塔婆を立てる風習だけが残ったものと考えられています。
塔婆料の目安は5,000円から10,000円
塔婆は菩提寺に依頼し用意してもらうもの。しかし、作成に手間がかかるため「お気持ちで良い」というお布施とは違い、明確に塔婆料として設定されていることが多いです。
その目安は、1本につき5,000円から10,000円くらいが相場で、お布施とは別に用意することが多いようです。
なお、地域や寺院によってはお布施に含まれていることもあります。
封筒は白いものをチョイス
塔婆料を入れる封筒に決まりはなく、市販の白い封筒を用いることで問題ありません。水引も不要です。
表書きは
・御塔婆料
・卒塔婆御布施
などと、毛筆や筆ペンで書き入れると良いでしょう。
包む金額は塔婆の本数により異なる
塔婆料は、何本塔婆を用意するかによって異なります。依頼した本数分の金額を包むことを忘れないようにしましょう。
塔婆供養に関してよくある質問
まとめ:塔婆供養とは故人の冥福を願い行う追善供養の一つ
塔婆供養とは、故人の冥福を願いお墓に塔婆を立てることで、追善供養の一つと言われています。
予定するタイミングは、納骨や年忌法要のときが一般的ですが、お盆やお彼岸などお墓参りを予定するときでも問題ありません。このほか、塔婆供養の明確なタイミングが決まっているものではないため、追善供養をしたいと思ったときに立てることも良いでしょう。
一方、塔婆はすぐに用意できるものではないため、塔婆を立てようと決めたときは、菩提寺などに早めに相談することが大切です。
また、塔婆はお布施とは違い、作成に手間がかかることなどから、塔婆料として金額を決めていることが多いです。目安は1本につき5,000円から10,000円程度。立てる塔婆の本数により包む金額が異なることにも注意しましょう。