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33回忌とは?いつ営む?お布施・服装・香典・弔い上げについても解説
33回忌とは故人の没後満32年で営む法要のこと
33回忌(三十三回忌:さんじゅうさんかいき)とは、故人が亡くなってから満32年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。
年忌法要は、故人の没後初めてとなる一周忌から始まり、その後、「三」と「七」のつく年に営み、33回忌をもって弔い上げとすることが一般的です。
亡くなった日から満32年目に営まれる
33回忌と聞くと「亡くなってから33年目の法要」と解釈されがちですが、法要は没後満32年目に営みます。
故人が亡くなった日のことを「忌日(きにち)」といい、故人が亡くなった日がすでに1回目の忌日(一回忌)となることにその理由があります。
このため「回忌数から1を差し引いた年数」に営むことになるのです。
例)2010年4月5日に亡くなった場合
2010年4月5日→1回忌
2011年4月5日→没後満1年=一周忌(二回忌)
2012年4月5日→没後満2年=三回忌
2032年4月5日→没後満22年=23回忌
2042年4月5日→没後満32年=33回忌
33回忌をもって弔い上げとする家庭が多い
弔い上げとは、その法要をもって故人の年忌法要を終了するということを意味します。
33回忌をもって弔い上げとする理由には、
・33回忌を迎えれば「全ての魂は極楽浄土へ行くことが許される」と多くの仏教宗派で考えられていること
・故人を知っている人も少なくなっていること
・遺族も高齢化しているため、33回忌法要の後も法要を継続していくことが困難となること
などがあげられます。
そして弔い上げを済ませると、故人はご先祖様となります。
規模を大きくして営むケースもある
七回忌以降、規模を縮小して営んできた年忌法要も、33回忌を弔い上げとする場合は、今回がその締めくくりとなります。
そのためか、家族や親族に加え、故人の友人や知人を招待し、規模を大きくして営むというケースもみられます。しかし、弔い上げ法要=盛大な法要といった決まりごとはありません。
弔い上げの法要は、年忌法要の締めくくりとして家族が納得するかたちで計画することが望ましいといえます。
33回忌法要までの遺族側の準備
33回忌に向けて遺族側が進めておく準備は、他の年忌法要と大きな違いはありません。中でも弔い上げとして法要を盛大に営むという場合は、一周忌や三回忌などの法要と同じように準備しておくと良いでしょう。
法要の準備
1)法要の日取りを決める
2)法要を営む場所を決める
3)寺院・参列者に連絡する
4)引き出物を用意する
5)お布施を用意する
6)お供物・供花を手配する
準備について詳しくはこちら
なお、故人の他界から32年もの歳月が過ぎると、施主の世代交代も珍しくありません。準備内容について、今一度確認しておきましょう。
33回忌の流れと挨拶例文
33回忌法要の当日の流れは、一周忌など他の年忌法要と同様で、弔い上げとする場合は、施主の挨拶で「今回の法要で年忌法要を終える」ことに触れておく必要があります。
当日の流れ
1)僧侶入場
2)施主による始まりの挨拶
3)僧侶の読経
4)参列者の焼香
5)僧侶の法話
6)施主による終わりの挨拶
7)会食(お斎)
お墓が近い場合は、会食の前にお墓参りを済ませることもあります。
流れについて詳しくはこちら
施主の挨拶例文
〔始まりの挨拶〕
本日はご多用の中、お集まり頂き誠にありがとうございます。
只今から(戒名)の33回忌法要を始めさせて頂きます。
また、皆様のご支援も頂きながら営んでまいりました(戒名)の年忌法要を、今回をもって最後にしたいと考えております。
本日は、○○寺のご住職、▲▲様にお願いしております。それでは▲▲様、よろしくお願い致します。
〔終わりの挨拶〕
おかげ様で(戒名)の33回忌、弔い上げの法要を無事終えることができました。
皆様には、長きにわたり本当にお世話になりました。
これからも変わらぬお付き合いのほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
33回忌に参列するときのマナー
33回忌は、一周忌や三回忌などの年忌法要と違って、参列する機会は多くありません。
しかし、故人を偲び、冥福を願う儀式であり、参列するときはマナーを守った行動を意識することが大切です。
出欠の連絡は早めに返答する
33回忌の案内状が届いたときは、内容を確認し、指定の期日までに返答することがマナーです。
電話で連絡があったときは、その場で返答するか、検討した上で改めて電話で返答すると良いでしょう。
また、返答内容を変える場合は、速やかに変更を伝えましょう。
関係性に見合った香典を用意する
33回忌の香典も、故人との関係性や参列者の年齢などによって相場が変動します。
香典の金額に悩む場合は、家族や親族に相談すると良いでしょう。
なお、香典袋には、通夜や葬儀などの場合は「突然の出来事に涙で墨が滲んでしまった」と薄墨を使うことがマナーですが、33回忌の場合は濃い墨の使用で問題ありません。
法要の場にあった服装を意識する
33回忌法要を弔い上げと聞いている場合は、準礼服または略礼服を選ぶと良いでしょう。
しかし、弔い上げでも平服での参加を促されることもあるでしょう。その場合は相手が恐縮してしまわないためにも、男女ともに黒や紺などダークカラーのスーツ(女性はスカートスーツやワンピースも可)などを着用しましょう。
平服を着る場合も、普段着ではないことを念頭におき、肌の露出や華美なアクセサリーは避けます。あくまでも故人を偲ぶ場であることを意識し、地味な色合いの服装を心がけましょう。
未成年には、制服がある場合は制服を、制服がない場合は黒めの洋服を選びます。小学生以下の子供や赤ちゃんにも、法事の場を意識した黒めの服装を着用させましょう。
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33回忌でよくある質問
まとめ:33回忌とは故人の没後満32年目の祥月命日に営む年忌法要のこと
33回忌とは、故人が亡くなってから満32年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。
また、33回忌ともなれば「魂は極楽浄土へ行くことが許される」と考えられていることなどから、33回忌をもって弔い上げとすることが一般的です。
33回忌を弔い上げとする場合は、故人の年忌法要の締めくくりとなるため、一周忌や三回忌のように盛大な法要を営むこともあります。
いずれにしても、法要と合わせて、今後の供養やお墓の管理などについても、菩提寺や家族間で相談しておきましょう。
なお、33回忌は他の年忌法要と違い参列する機会が多いとはいえません。参列するときは、故人やご家族への敬意を忘れず、香典の持参や服装など、法要マナーを意識することが大切です。