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一周忌とは?意味・遺族側の準備・出席時のマナーについて解説

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目次

一周忌とは満1年目の命日に営む法要のこと

一周忌とは「いっしゅうき」と読み、故人が亡くなってから満1年の祥月命日に営む年忌法要のことです。

正式な名称は「一周忌法要」であり、故人の命日に行う年忌法要のなかでも、最も大切な法要とされています。

そのため、参加者の範囲が広いことも特徴の一つ。遺族や親族だけでなく、故人が生前に親しかった友人、知人などが参列する場合もあります。

また、一般的に一周忌までが喪に服す期間であり、一周忌を境に喪が明けるといわれています。

一回忌との違いは「忌日」の意味合いにある

一周忌と良く混同されてしまう言葉である「一回忌」ですが、この2つには明確に違うポイントがあります。

故人が亡くなった日を「忌日(きじつ)」といいます。このため、故人が亡くなった日が1回目の忌日(一回忌)となります。

一方、一周忌は、故人が亡くなった日から満1年後の忌日にあたる日(二回忌)に行う法要のことを意味しています。

満2年後である3回目の忌日(三回忌)に三回忌法要を営むことも、忌日の意味合いが理由だといえます。

例)2020年4月5日に亡くなった場合

2020年4月5日 → 一回忌

2021年4月5日 → 二回忌(没後満1年)=一周忌

2022年4月5日 → 三回忌(没後満2年)

一周忌を含めた法要には「追善供養」という意味がある

一周忌を含めた法要には「追善供養(ついぜんくよう)」という意味があります。

追善供養とは、故人亡きあと遺された人が善行を持つことで、亡くなった人の善行になる、その善行が自分自身に戻ってくるという考え方をもとに行う供養のこと。

仏様への感謝の気持ちを伝え、故人の冥福を祈って行うことで、故人をより良い世界へ導いてもらうことにつながると考えられています。

小祥忌という別名もある

一周忌には、小祥忌(しょうしょうき・しょうじょうき)という別名があります。「祥」の字にはおめでたいという意味があり、

故人がいなくなり1年がたち、悲しみで真っ暗だった家族の心にも、供養を続けることで小さな灯りが灯った。残された家族が元の生活に戻りつつあることを喜ぶ節目と考えられています。

一周忌までに遺族側が準備しておくこと

一周忌を迎えるまでに遺族側が準備しておくことは、以下の通りです。

法要の日程を決める

まずは法要の日程を決めましょう

参列予定の親族、故人の友人知人の都合を考慮するためにも、候補日の2カ月程度前までに決定すると良いでしょう。

予定を決める際は、読経をお願いする僧侶の都合を必ず確認しておきましょう。

会場の決定

一周忌法要は、自宅のほか寺院や葬儀式場などでの開催も可能です。

参列者の人数に合わせ、会場の広さや交通の便などを考慮して、会場を決めると良いでしょう。予算に合わせて場所を決めることも良い方法です。

食事の手配

会場の確保と並行して「お斎(おとき:法要後に振る舞う食事会のこと)」の準備も必要です。

自宅や寺院で開催する場合は、仕出し料理を注文することが多いですが、ホテルや料亭などで会食を行うことも可能です。いづれの場合も法事用であることを伝えましょう。

寺院と参列者へ連絡する

菩提寺がある場合は菩提寺へ、菩提寺がない場合は葬儀でお世話になった寺院へ、一周忌法要の日時と会場を連絡します。

参列者には、親族や近しい人で営む場合は電話連絡で良いでしょう。また、会社関係者を招くなど、規模が大きくなる場合は、案内状を送るとよいでしょう。

案内状は1カ月前までに送付して、2週間前までに出欠の確認を行うことが一般的です。

引出物の準備

出席者が持参する香典に対しての香典返しとして引き出物を用意します。

引出物の相場は2千円〜1万円程度と幅がありますが、品物は石けんや洗剤、タオル、日持ちする食品などが一般的です。最近ではカタログギフトを活用することも多いですね。

その際、のしがけも必要です。表書きは「粗供養」や「志」とし、水引は黒白または双銀の結び切りを選びます。

なお、会食を催さない場合には、引出物と一緒に折り詰めの料理と酒の小瓶を渡すことが多い様子です。

お布施の用意

一周忌のお布施は、3万円~5万円が相場です。

また、自宅など菩提寺以外の場所で法要を営む場合は、会場まで僧侶の送迎を検討する必要があります。僧侶自らが会場に訪れる場合は、お布施とは別にお車料(5千円〜1万円程度が目安)を渡すことが一般的です。

さらに、お斎への参加も確認しましょう。辞退される場合は、お膳料(5千円〜1万円程度が目安)を渡すことが一般的です。

会場までの交通手段とお斎への参加を予め確認しておくと、お車料・お膳料を用意できるためおすすめです。

お供物・供花の手配

供花やお供物は、遺族や親族・参列者が前日までに手配することが習わしです。

お供物は、線香や果物、お花の他、参列者で分けられるものや故人が好きだったお酒などを選ぶことが多いです。

なお、肉や魚などは、殺生をイメージさせてしまうため仏教の視点からみて適しているお供物とはいえません。故人の好みだったとしても用意しないようにしましょう。

一周忌に出席する場合のマナー

一周忌に招待された場合は、遺族や故人に失礼とならないようにマナーを守った行動を心がけましょう。

期日を守り、出欠の連絡をする

法要の連絡がきた場合には、期日を守って出欠の連絡をし、参列することがマナーです。

電話で連絡があった場合は、都合が分かる場合はその場で返答し、分からない場合は、改めて電話で返答するとよいですね。

案内状を受け取った場合には、指定の期日までに忘れずに返答しましょう。

その場にあった服装を意識する

一周忌法要は、施主および親族は準礼服を着用します。

参列者も準礼服や略礼服を着用し、「平服で」と知らされている場合でも、黒めの洋服など法要に適した服装を意識しましょう。

学生の場合は、制服があるなら制服を、ない場合は黒めの洋服を着用します。子供や赤ちゃんも黒めの洋服を意識すると良いでしょう。

香典やお供物を持参する

香典不要とする一周忌法要もありますが、指定がない限りは香典を持参しましょう。

香典袋の水引きは、黒白の結び切りが一般的ですが、関西では黄白の水引を使用する地域もあります。また、双銀の水引は格が高いため、高額な香典を用意する場合に用いるとよいでしょう。

表書きは仏式であれば「御仏前・御佛前・御供物料」などと記すことが一般的です。

香典の相場

香典は、参列する内容により相場が異なります。

・一周忌法要にだけ参列する→5000円~1万円程度

・お斎にも参加する→1万円~2万円程度

・卒塔婆(そとば)を立てる→5千円程上乗せする

故人に生前お世話になったと感じる場合は、相場よりも5千円~1万円多く包むというケースもあります。

お供え物に適した品物

お供え物を持参する際は、遺族の手間にならないようにすることを意識しましょう。重たい物やかさばる物は避けることがおすすめです。

お供え物は法要後に分けて持ち帰る事が多いので、個別包装が喜ばれるといわれています。

《お供え物として選ばれる品物の例》

・果物

・日持ちするお菓子(クッキーや煎餅など)

・飲み物(お茶・ジュース・お酒など)

・仏壇に供えるお花                       

また、故人への感謝の気持ちと、遺族へのいたわりの気持ちを表すためにも、のしを用意しましょう。

一般的には、直接渡す場合は「外のし」、参列せずお供え物を送る場合は「内のし」とされています。

一周忌の流れと施主挨拶の例文

一周忌の流れと施主の挨拶例文は以下の通りです。

1)僧侶入場

僧侶は入場後に祭壇の前に座ります。

その後ろに、祭壇を中心に右側に家族や親族、左側に近親者や友人・知人が着席します。

なお、祭壇に近い場所が上座となることから、故人と縁が深かった人から順にが座ることが習わしです。

2)施主の挨拶

法要の施主が簡単に挨拶をします。

■例文

本日はご多用の中、お集まり頂きまして誠にありがとうございます。

これより(戒名)の一周忌の法要を始めさせて頂きます。

本日は○○寺の住職である▲▲様にお願いしております。それではお願い致します。

※故人の名前は生前の名前ではなく、戒名で呼ぶことが正しい作法とされています。

3)僧侶の読経

4)焼香

僧侶からの合図を受け、施主に続き、上座に座っている人から順に焼香をします。

5)僧侶の法話

読経後に僧侶が法話を語ることもあります。

6)施主の挨拶

参列いただいたことと、法要が無事済んだことに感謝し、施主が挨拶をします。

■例文

おかげ様で(戒名)の一周忌法要を無事終える事ができました。故人もさぞかし安心している事と思います。

皆様にはこれからも変わらぬお付き合い・ご支援を頂戴できれば幸いです。

本日は誠にありがとうございました。

7)墓参り

墓地が近い場合は、墓参りを行うこともあります。

8)会食

参列者、僧侶で一緒にお斎をいただきます。お開きの時間には、引出物を渡します。

一周忌によくある質問

命日当日に法要を営まなければいけないの?

一周忌法要をはじめとする年忌法要は、祥月命日に営むことが良しとされています。しかし、その日が平日となると参列が難しい可能性もあります。そのため、参加者の都合などを考慮し、祥月命日に近い休日などに営むことで問題ありません。

なお、祥月命日に開催しない場合は、その日よりも前倒しの日程で一周忌法要を営むことが習わしです。

一周忌と初盆が近い場合はどうするの?

初盆は故人が亡くなってから初めて迎えるお盆であり、先祖全員を供養する盂蘭盆会の一環でもあります。

一方、一周忌は故人が亡くなってから満1年で営む法要のことです。

両者は、目的が異なるため、別々に営むことが望ましいといえます。しかし、近い日程で2回法要を営むことは、施主だけでなく参列者にとっても負担となることを考慮し、一緒に行うケースもあります。

まずは、どのように予定すると良いのか菩提寺に相談してみましょう。

一周忌を家族だけで済ますことも可能?

親族や故人の親しかった人などを招き、営むとされる一周忌法要ですが、家族だけで行うことも問題ありません。

会場の選定や日程調整のしやすさ、費用面などを理由に、一周忌法要を家族だけで行うという事例は増えています。

法要は、規模の大小ではないことを念頭におくと良いでしょう。

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まとめ:一周忌とは満1年目の命日に営む最も重要な年忌法要のこと

一周忌とは、故人が亡くなってから満1年を迎える祥月命日に営む法要のことです。一般的に一周忌までが喪に服す期間であり、一周忌を境に喪が明けると考えられています。

法要には、家族や親族のほか故人と親しかった人を招待する場合もあり、遺族側はお布施などの用意のほか

・日程の相談

・人数に応じた会場の手配

・食事(お斎)、引出物の準備

など2ヶ月程度前から早めの準備に取り掛かると良いでしょう。

参列する際は、略礼服以上の服装・香典やお供物の持参など、遺族や故人に対して失礼のない行動に心がけましょう。

一周忌をはじめとする年忌法要には、遺族による追善供養という意味合いがあります。規模の大小を問わず、仏様への感謝や故人の冥福を祈る気持ちが大切です。

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