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三七日とは?読み方や意味は?三七日のお供え・お布施・服装について紹介
三七日とは没後21日目に営む法要のこと
三七日とは「みなのか・みなぬか」と読み、没後21日目、またその日に営む法要のことです。
仏教では、故人は没後、六道と呼ばれる六つの世界のどこかに転生すると考えられています。そして、この転生先が決められるまでには、六つの世界を渡り歩きながら7回の裁きを受けなければなりません。
三七日法要は、3回目の裁きに合わせ「故人が少しでも良い世界に転生できるように」と遺族側の願いを込めて営む、追善供養に該当します。
なお、関西地方では、逮夜(たいや:故人の命日や忌日の前日のこと)に営む地域があります。三七日の場合は没後20日目の夕方となります。
三七日の別名は洒水忌(しゃすいき)
三七日の本尊は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)といわれています。
文珠菩薩から智恵の水をそそいでいただき、生前の罪が消滅し、無事に三途の川が渡れるようにと願う供養だとして、「洒水忌(しゃすいき)」という別名があります。
三七日は宋帝王(そうたいおう)による裁きを受ける
仏教では、死後は七日間ごとに裁きを受け、7回目の裁きである49日目に転生する世界が決められると考えられています。
三七日は「宋帝王」による裁きを受ける日です。生前に不貞行為があったかどうかを猫とヘビを使って調べ、罪の有無を問うそうです。
中陰=没後49日目まで
次の転生先が決まっていない49日間が「中陰(ちゅういん)」または「中有(ちゅうう)」です。
残された家族にとって、この期間は「忌中(きちゅう)」となり、身を慎み、慶事を避けて生活することが望ましいとされています。
なお、49日法要を営めば、忌明けと捉えることが一般的です。
転生する世界は六道のどこか
転生する世界は六道の中のどこかであり、生前の行いが転生先に影響します。
善い行いをすれば良い世界に転生できますが、盗みや殺生など悪事がある場合は地獄に生まれ変わる可能性が高いと考えられています。
この考え方は因果応報の道理であり「来世でも良い生活を送りたいなら、現世での行いに気を付けるべきだ」と説かれています。
三七日法要の規模は縮小している
昨今では、三七日法要をはじめ、二七日から六七日までの法要をすべて省略するケースもあります。営む場合も家族や親族だけで済ますなど、簡略化する傾向にあります。
とはいえ、伝統を重んじている地域や家庭では、三七日と五七日には僧侶の読経をお願いするなど、今でも大切に営まれています。
三七日法要の流れ
三七日法要の流れは以下の通りです。
1)施主の挨拶
2)僧侶の読経
3)参列者の焼香
4)僧侶の法話
5)施主の挨拶
また法要の後、関西地方では御詠歌を詠う地域があります。
なお、これら一連の流れが夕食時となる場合は、お斎を用意することもあります。
三七日によくある質問
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まとめ:三七日とは3回目の裁きに合わせ没後21日目に営む法要のこと
没後21日目に故人が受ける3回目の裁きでは、生前の不貞行為が審判の対象となり、宋帝王によって裁かれるといわれています。
このため、遺族側は、故人が少しでも良い世界に転生できるようにとの願いを込めて、この裁きに合わせるかたちで追善供養を営みます。この時の供養が三七日法要です。
しかしながら、参列者の負担を考慮し、三七日法要を省略するケースも少なくありません。
法要という形で供養せずとも、線香をあげたり、家族だけで読経したりする気持ちが大切だと言えるでしょう。