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23回忌とは?いつ営む?宗派による違い・香典や服装など意識したいマナーについて解説

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目次

23回忌とは故人の没後満22年で営む法要のこと

23回忌(二十三回忌:にじゅうさんかいき)とは、故人が亡くなってから満22年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。

故人が亡くなってから22年もの歳月が経過しているため、故人の友人などを招待するケースは少なく、家族だけやごく親しい親族だけで営むというパターンがほとんどです。

亡くなった日から満22年目に営まれる

23回忌と聞くと「亡くなってから23年目の法要」ととらえがちですが、満22年目とすることには理由があります。

故人が亡くなった日のことを「忌日(きにち)」といいます。このため、故人が亡くなった日がすでに1回目の忌日(一回忌)となり、満2年目の祥月命日が3回目の忌日(三回忌)となります。

以後も同様に数え、満22年目の祥月命日が23回目の忌日、すなわち「23回忌」と解釈されるのです。

例)2010年4月5日に亡くなった場合

2010年4月5日→一回忌

2012年4月5日→没後満2年=三回忌

2022年4月5日→没後満12年=13回忌

2032年4月5日→没後満22年=23回忌

23回忌は営む宗派と営まない宗派がある

年忌法要は、一周忌から始まり、その後、三回忌・七回忌・13回忌・17回忌と「三」と「七」にかかる年に営んでいきます。

ただし、23回忌については、次の27回忌も含めて宗派や菩提寺によって営む場合と営まない場合があります。

菩提寺から配布された50回忌までの年忌法要日程表(予定表)などを確認し、予定するかどうかを検討しましょう。

浄土真宗:一般的には全ての法要を営む

浄土真宗では、一周忌から弔い上げとされる33回忌までの全ての法要を営むことが基本とされています。ただし、地域によっては、23回忌及び27回忌の法要を省略する場合があります。

年忌法要日程表(予定表)がない場合は、菩提寺に確認すると良いでしょう。

真言宗:23回忌を営まず25回忌を営む

真言宗では、23回忌と次の27回忌は営まず、没後満24年目に25回忌を営みます。

25回忌が、23回忌と27回忌の両方の意味をなしているとされており、地域による考え方の違いはないとされています。

曹洞宗・臨済宗・日蓮宗:菩提寺により考え方が異なる

曹洞宗、臨済宗、日蓮宗では、23回忌を営む場合と営まない場合があり、次の27回忌も同様です。

この二つの年忌法要を営まない場合には、その代わりとして25回忌が営まれますが、菩提寺がどちらの考え方なのか確認しておくとよいでしょう。

23回忌の流れと挨拶の例文

23回忌法要の当日の流れは、一周忌など他の法要のときと同様です。

当日の流れ

1)僧侶入場

2)施主による始まりの挨拶

3)僧侶の読経

4)参列者の焼香

5)僧侶の法話

6)施主による終わりの挨拶

7)会食(お斎)

お墓が近い場合は、会食の前にお墓参りを済ませる場合もあります。

流れについて詳しくはこちら

施主の挨拶例文

〔始まりの挨拶〕

本日はご多用の中、お集まり頂き誠にありがとうございます。

只今から(戒名)の23回忌法要を始めさせて頂きます。

本日は、○○寺のご住職、▲▲様にお願いしております。それでは▲▲様、よろしくお願い致します。

〔終わりの挨拶〕

おかげ様で(戒名)の23回忌法要を無事終えることができました。これからも変わらぬお付き合い・ご支援を皆様から頂戴できれば幸いでございます。

本日は誠にありがとうございました。

家族や近しい親族だけで営むケースが一般的とされているため、この場合は施主の挨拶を省いても問題ありません。

法要を営まず、お斎だけとするケースもある

家族の年齢や生活などによって、僧侶を招かず、参加者でお斎(会食)だけを営むケースや、お墓参りのみとする場合も少なくありません。

僧侶を招くことが第一と考えるのではなく、家族の状況を考慮して、できる範囲で23回忌に対応していくことも大切だといえるでしょう。

23回忌法要までの遺族側の準備

23回忌の準備も、一周忌や三回忌など他の法要と同様です。

法要の準備

1)法要の日取りを決める

2)法要を営む場所を決める

3)寺院・参列者に連絡する

4)引き出物を用意する

5)お布施を用意する

6)お供物・供花を手配する

準備について詳しくはこちら

前回の法要である17回忌から6年が経過しているため、準備内容を忘れていることもあるでしょう。身内だけの法要だからといってマナーを蔑ろにするのではなく、故人に失礼のないよう、準備内容を今一度振り返っておくと良いですね。

また、家族や近しい親族の他に、故人の友人・知人を招待することもあるでしょう。その場合は、準備に時間がかかることも考えられるため、2ヶ月程度前から準備を進めることがおすすめです。

23回忌を検討するときは招待する範囲と併修に注意

23回忌の準備前には

・招待する親族の範囲をどうするのか

・併修(へいしゅう)をしても良いかどうか

などに注意しましょう。

招待する親族の範囲は?

年忌法要は、七回忌を節目に規模を縮小するケースが多く、23回忌ともなると、家族だけなどごく少人数で営むパターンが大半です。

しかし、年忌法要に対する考え方は、菩提寺や地域の習慣、また、個人によっても異なります。法要が済んだ後に親族間で揉めることがないよう、どこまでの範囲の人を招待するかは、話し合っておくと良いでしょう。

併修(へいしゅう)するかどうか

併修とは、同じ年に2つ以上の年忌法要が重なった場合に、それらを同時に行うことを意味します。

一周忌や三回忌など、故人が亡くなってから年数が浅い場合は、一人ずつの法要を営むことが基本です。しかし、七回忌以降は併修により複数の法要を営むことも良しとされています。

そのため、23回忌でも他の法要と併修で営むことは可能です。施主側だけでなく、参列する側にとっても、時間や旅費などをセーブできることから重宝されることが多いでしょう。

一方、一人ずつの法要を営むことが基本だと考えている人にとっては「不適切だ」と捉えられる場合もあります。併修を予定する場合は、問題がないかどうか、親族間で事前に相談しておくと安心ですね。

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23回忌でよくある質問

23回忌の服装はどんなものが適していますか?

23回忌ともなれば、略礼服での参列で問題ありません。

また、参列者が家族だけという場合であれば、平服での参加を促されることもあり、相手が恐縮してしまわないためにも、男女ともに黒や紺などダークカラーのスーツ(女性はスカートスーツやワンピースも可)などを着用すると良いでしょう。

なお、平服=普段着ではないことを念頭におくことが大切です。肌の露出や華美なアクセサリーは避け、地味な色味を意識します。あくまでも故人を偲ぶ場であることを忘れず、その場に合った服装を心がけましょう。

参列者に未成年がいる場合は、高校生などで制服がある場合は制服を着用し、制服がない場合は黒めの洋服を着用しましょう。小学生以下の子供や赤ちゃんが参列する場合も、その場にあった黒めの服装を意識しましょう。

23回忌で用意するお布施の目安は?

23回忌のお布施は、13回忌や17回忌などと同様で1万円〜3万円が相場とされています。

しかし、宗派や地域の習慣によって違いがあります。あらかじめ近隣の方や近所の年長者、菩提寺などに確認しておくと安心です。

なお、併修する場合は、1万円〜2万円程度上乗せして包むことが多いようです。また併修でも、故人ごとにお布施を用意するケースもあります。

お布施と合わせて、状況によってはお車料や御膳料をお渡しするケースもあります。これらが必要になる場合は忘れず準備しておきましょう。

なお、お車料や御膳料は、23回忌だからといって金額を変えるものではありません。

目安

お車料:5,000円程度

御膳料:5,000円〜1万円程度

子供や孫であっても香典を持参するべき?

故人が亡くなった22年前は未成年だった子供や孫も、社会人となり、また、結婚して家庭を持っていることもあるでしょう。

その場合は参列者が子供や孫であっても香典は持参する方が良いといえます。

香典の額は兄弟・姉妹と合わせた額にしたり、お斎に参加するかどうかなどで決めるとよいでしょう。

なお、未成年や学生が参列する場合は、香典は持参しなくても問題ありません。

まとめ:23回忌とは故人の没後満22年目の祥月命日に営む年忌法要のこと

23回忌とは、故人が亡くなってから満22年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。

故人の没後22年と長い歳月が経過しているため、家族だけ・身近な親族だけなど、ごく小規模で営むことが大半です。

この他、家族の事情などを考慮し、僧侶を招かず、食事だけ、お墓参りだけなど、営む内容を簡略化するケースもみられます。

また、宗派や菩提寺の考え方によって、23回忌・27回忌に代えて、25回忌を営むケースもあります。

年忌法要は弔い上げとするまで継続します。家族の事情や経済的な負担などを考慮し、23回忌を弔い上げとして年忌法要を終えることもあるでしょう。法要を計画するときには、準備内容の再確認だけではなく、今後はどのように年忌法要を営んでいくかを話し合っておくと良いですね。

そして、23回忌の法要を持って弔い上げとする場合は、今後の供養やお墓の管理などについても、菩提寺や家族間で相談しておくことをおすすめします。

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