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七回忌とは?いつ・どんな内容の法要?遺族の準備・参列者のマナーを紹介
七回忌とは故人の没後満6年で営む法要のこと
七回忌(ななかいき・しちかいき)とは、故人が亡くなってから満6年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。
四十九日や一周忌・三回忌の法要は、家族や親族に加え、故人が生前に親しかった友人・知人を招待することもありますが、七回忌の法要は、家族や親族だけで営むなど、規模を縮小する傾向にあります。
七回忌の数え方は忌日の意味に由来
七回忌と聞くと「亡くなってから7年目の法要」と勘違いされることもありますが、七回忌は故人が亡くなってから満6年を迎える祥月命日に営む法要です。
この数え方は、忌日(きにち)という言葉に理由が隠されています。
忌日は「亡くなった日」のことを指します。このため、故人が亡くなった日を1回目の忌日(一回忌)と解釈します。
そのため、満1年を迎えた二回忌は「一周忌」を営み、その後は満2年で「三回忌」、満6年で「七回忌」の法要となります。
例)2020年4月5日に亡くなった場合
2020年4月5日→一回忌
2021年4月5日→没後満1年=一周忌(二回忌)
2022年4月5日→没後満2年=三回忌
2026年4月5日→没後満6年=七回忌
仏教では「三」と「七」は重要
一周忌法要の後は、三回忌、七回忌と続き、その後は、十三回忌、十七回忌に法要を営みます。つまり「三」と「七」にかかる年が法要の開催年です。
これは仏教において「三と七が重要な意味をもつこと」と関係があると考えられています。
「三」の意味
「三」は、「二」の次の数字で、二を超えるものです。
勝ち負けや損得といった「両極端の考え方から離脱して中道の生き方を目指す」これが悟りを得る上で大切とされる考え方の一つです。
そのように考えられることが「三」の数字に秘められているため「三は重要な数字だ」との説があります。
「七」の意味
「七」には
・お釈迦様が誕生時に歩いた歩数
・七は六の次の数字であり、人間が輪廻転生を繰返す「六道」の世界を超え、悟りの境地に至ることを暗示する数字
などの意味があり、大切だといわれています。
法要には「追善供養」の意味がある
七回忌法要などの年忌法要には「追善供養(ついぜんくよう)」という意味があります。
追善供養とは、故人亡きあと「遺された人が善行を持つことで、故人の善行になる、その善行が自分自身に戻ってくる」という考え方をもとに行う供養のこと。仏壇に手を合わせたり、線香をあげたり、お墓参りなども追善供養に含まれます。
七回忌法要の特徴
七回忌では
・参列者規模の縮小
・合同で法要を検討しても良い
・服装の柔軟化
など、一周忌や三周忌法要と異なる点があります。
なお、法要の流れや準備などの面では、先の法要と大きく違うという点はありません。
参列者は家族・親族のみが一般的
七回忌の法要は、法要規模を縮小するタイミングでもあります。
一周忌や三回忌は、家族や親族のほか、故人の親しかった人や会社関係者なども招待し、盛大に法要を行うケースもありますが、七回忌からは招待者を絞り、家族や近しい親族だけで営むことが一般的です。
併修・合斎を検討しても良い
七回忌は、法要の規模を縮小するとともに、併修(へいしゅう)を考えるタイミングだともいえるでしょう。
併修とは、同じ年に2つ以上の年忌法要が重なったときに、それらを同時に行うことです。併修の他に合斎(がっさい・ごうさい)と呼ぶこともあります。
例)
祖母の七回忌と祖父の十三回忌を合同で営む
中には、複数の家族で法要を併修し、一度に営む地域もあります。
例)
A家の〇〇さんの七回忌、B家の▲▲さんの七回忌、C家の◎◎さんの十三回忌を合同で営む
併修により、複数の法要を一度に済ませることで家族・親族にとっては、時間や旅費をセーブできるというメリットがあります。
なお一周忌や三回忌など亡くなってから年数が浅い年忌法要においては、特別な事情がない限り併修や合斎を考えることはありません。
服装は地味なものを意識する
七回忌は規模を縮小することも多いため、略礼服でも問題はなく、服装に関する縛りが緩むといえます。
僧侶を招く場合でも、参列者が家族だけであれば、平服(男女ともに黒や紺などダークカラーのスーツ、女性の場合はスカートスーツやワンピースでも可)で出席することもマナー違反ではありません。
また、参列者が学生の場合は制服を、制服がない場合は黒めの洋服を着用します。子供や赤ちゃんが参加する場合もその場にあった服装を意識すると良いですね。
なお、「平服=普段着」という思い込みはタブーです。規模を縮小しているとはいえ、故人を偲ぶ法要の場ということを忘れず、その場にふさわしい服装を心がけましょう。
七回忌法要までの遺族側の準備
七回忌に向けて遺族側が準備しておくことは、一周忌や三周忌のときと同様です。
七回忌を営む段階では、一周忌・三回忌の法要を経験しているケースが大半ですが、準備に漏れが生じないようあらためて必要な項目を確認しておくと良いでしょう。
スムーズに当日を迎えられるよう、2ヵ月程度前から準備をすることも意識しましょう。
七回忌の流れと挨拶の例文
七回忌当日の法要の流れや施主の挨拶例文は、一周忌や三周忌のときと同様です。また、規模を縮小し家族だけで営む場合は、挨拶を省いても問題ありません。
なお、人数が少ない場合はホテル・料亭などでのお斎ではなく、仕出し弁当を依頼し、自宅で食事を楽しむというケースも多いです。
七回忌でよくある質問
- 三周忌との違いはなんですか?
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三回忌と七回忌の違いは、開催する年と法要の規模、お布施の金額にあります。
三回忌とは?数え方・意味は?準備する事柄・参列時のマナーを紹介 【三回忌とは故人の没後満2年で営む法要のこと】 三回忌(さんかいき)とは、故人が亡くなってから満2年を迎える祥月命日に合わせて営む年忌法要のことです。 三回忌法…一周忌は没後満1年、三回忌は没後満2年の祥月命日に営む年忌法要のことです。
七回忌は没後満6年の祥月命日に営む法要のため、営むタイミングが大きく異なります。
他にも、招待者を絞り規模を小さくすることや、複数の法要を合同で行う「併修・合斎」も検討しても良いともいわれています。
お布施は、地域や宗派により違いはありますが、一般的に葬儀から日が経てば経つほど金額が下がるといわれています。
- 七回忌で用意するお布施の目安は?
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七回忌のお布施は、1万円〜3万円が相場です。宗派や地域の習慣によっても違いがあるため、不明な場合は相談しておきましょう。
お布施とは?|意味や金額の相場・マナーを解説 お布施(ふせ)とは、葬儀や法事で読経や、故人の戒名(かいみょう)に対するお礼として、お寺や僧侶に渡す金品のことです。法要が始まる前に挨拶をするタイミングで渡すのが通例となっています。ここではお布施の意味や歴史をはじめ、お布施の金額相場や渡し方のマナー、お車代・御膳料(ごぜんりょう)との違いについても解説していきます。また、お布施と合わせてお車料や御膳料(おぜんりょう)が必要になる場合もあります。状況に応じて用意しておきましょう。
なお、お車料は5千円程度、御膳料は5千円〜1万円程度が目安です。
お車料とは?意味や封筒の書き方・相場や渡す時の注意点について紹介! 【お車料とは交通費の代わりとして渡すお礼のこと】 お車料とは、自宅や葬儀場で葬儀や法事を開催する場合に、交通費の代わりとして僧侶に渡すお礼のことです。 お車料…御膳料とは?読み方や意味は?封筒の書き方・入れ方・用意方法についても紹介! 【御膳料とは食事の膳に代わるお礼のこと】 御膳料とは「おぜんりょう」と読み、「食事の膳に代わるお礼」として僧侶に渡すお金のことです。 葬儀や法事の後には、僧侶… - 七回忌で持参する香典の目安は?
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七回忌法要に参列する際は、香典を持参します。香典の金額は他の法要と同様です。七回忌だからといって、多くなったり少なくなったりすることはありません。
お斎に参列するのか、夫婦で参列するのか、故人との関係・付き合いの深さになど応じて金額を決めると良いでしょう。
香典とは?|意味や金額相場・渡し方のマナーを解説 香典とは、故人への供養の気持ちを表す金品です。現代では、香典袋(不祝儀袋)に現金を包んで、通夜もしくは葬儀の際に遺族に渡すのが一般的です。ここでは、香典の歴史をはじめ、金額相場や香典袋の書き方、渡し方のマナーについて解説していきます。
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まとめ:七回忌とは故人の没後満6年の命日に営む年忌法要のこと
七回忌とは、故人が亡くなってから満6年を迎える祥月命日に営む法要のことです。
法要の流れや準備内容は、一周忌や三回忌のときと大きな違いはありません。
また、七回忌を期に、家族や親族だけで営むなど、法要の規模を縮小していく傾向にあります。加えて合同で法要を営む、合斎を検討することも少なくありません。
さらには、準備や今後の参加見通し、経済的な負担などを考慮し、七回忌をもって弔い上げと考える家庭もあります。その際は供養の方法やお墓の管理についても話し合っていくことが大切でしょう。