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27回忌とは?お布施やお供え・服装は?別名や本尊についても紹介
27回忌とは故人の没後満26年で営む法要のこと
27回忌(二十七回忌:にじゅうしちかいき・にじゅうななかいき)とは、故人が亡くなってから満26年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。
七回忌以降の年忌法要は、規模を縮小する傾向にあります。27回忌もこれに当てはまり、家族や近しい親族だけで営まれることが一般的です。
亡くなった日から満26年目に営まれる
27回忌と聞くと「亡くなってから27年目の法要」と解釈されがちですが、満26年目とすることには理由があります。
故人が亡くなった日のことを「忌日(きにち)」といい、故人が亡くなった日がすでに1回目の忌日(一回忌)となります。
以後も同様に数え、満26年目の祥月命日が27回目の忌日、すなわち「27回忌」と解釈されるのです。
例)2010年4月5日に亡くなった場合
2010年4月5日→1回忌
2012年4月5日→没後満2年=三回忌
2022年4月5日→没後満12年=13回忌
2036年4月5日→没後満26年=27回忌
27回忌の別名は「忍光忌」・本尊は「大日如来」
27回忌には「忍光忌(にんこうき)」という別名があります。これは「仏様の光を偲ぶ」という意味合いだとされているものです。
また27回忌におけるご本尊は「大日如来(だいにちにょらい)」です。
27回忌は併修されることも多い
故人の他界から長い年月が経過している分、27回忌を併修(へいしゅう)することも珍しくありません。併修とは、同じ年に2つ以上の年忌法要が重なった場合に、それらを同時に営むことを意味しています。
併修することで、施主側の準備負担を軽減でき、参列者側にとっても法事に費やす時間や旅費をセーブできるため重宝されることが多いです。
一方「法要は一人ずつ営むことが基本だ」と考えている人には「併修=不適切」と捉えられる場合があります。併修を予定する場合は、参加者間でのトラブルを回避するためにも、親族間で事前に相談しておくと安心です。
27回忌は営む宗派と営まない宗派に分かれる
年忌法要は、一周忌から始まり、その後「弔い上げ(33回忌というケースが多い)」を迎えるまで、三回忌・七回忌・13回忌・17回忌と「三」と「七」にかかる年に営んでいきます。
この中で、27回忌はその前の23回忌を含めて、宗派や菩提寺によって営む場合と営まない場合に分かれていることが特徴的です。
なお、23回忌と27回忌を営まない場合は、その代わりとして25回忌の法要を営むことも少なくありません。
このため、17回忌法要の際に菩提寺から配布された50回忌までの「年忌法要日程表(予定表)」などで次の法要について確認しておくと安心です。確認できない場合は菩提寺に改めて相談すると良いでしょう。
浄土真宗:27回忌を営むことが一般的
浄土真宗では、一周忌から弔い上げとされる33回忌までの全法要を営むことが基本とされています。そのため、27回忌法要を営むことが一般的です。
ただし、地域によっては、23回忌と27回忌の法要を省略する場合があります。菩提寺から配布された年忌法要日程表(予定表)に掲載されていない場合は、予め確認しておくと良いでしょう。
真言宗:27回忌を営まず25回忌を営む
真言宗では、23回忌と27回忌の法要は営まず、没後満24年目に25回忌を営みます。
25回忌は、23回忌と27回忌の両方を兼ねているとされ、地域による考え方の違いはありません。
曹洞宗・臨済宗・日蓮宗:菩提寺により考え方が異なる
曹洞宗、臨済宗、日蓮宗では、27回忌を営む場合と営まない場合があります。27回忌の前の法要である23回忌についても同様です。
23回忌と27回忌を営まないところでは、その代わりとして25回忌が営まれます。17回忌の際に「次回の法要がいつなのか」菩提寺に確認しておきましょう。
27回忌の流れと挨拶の例文
27回忌法要の当日の流れは、一周忌や三回忌など他の年忌法要のときと違いはありません。
当日の流れ
1)僧侶入場
2)施主による始まりの挨拶
3)僧侶の読経
4)参列者の焼香
5)僧侶の法話
6)施主による終わりの挨拶
7)会食(お斎)
お墓が近い場合は、会食の前にお墓参りを済ませる場合もあります。
施主の挨拶例文
〔始まりの挨拶〕
本日は、ご多用の中、お集まり頂き誠にありがとうございます。
只今から(戒名)の27回忌法要を始めさせて頂きます。
本日は、○○寺のご住職、▲▲様にお願いしております。それでは▲▲様、よろしくお願い致します。
〔終わりの挨拶〕
おかげ様で(戒名)の27回忌法要を無事終えることができました。(続柄)もきっと安心していることと思います。
これからも皆様には変わらぬお付き合い、ご支援を頂戴できれば幸いでございます。
本日は誠にありがとうございました。
27回忌の法要ともなると、規模を縮小し、近しい親族だけで営むケースが一般的です。この場合は施主の挨拶を省くことも問題ありません。
状況によってはお斎だけとするケースもある
参加する家族・親族の年齢や生活状況などを考慮し、僧侶を招かず、参加者でお斎(会食)だけを営むケースもあります。この他、お墓参りだけとすることもあるでしょう。
僧侶を招いた法要ばかりを意識するのではなく、状況に合った方法で27回忌を営むことも大切な供養の一つと言えるでしょう。
27回忌法要までの遺族側の準備
家族・近しい親族だけを招き、規模を縮小して営むケースが多い27回忌ですが、中には故人の友人や知人を招待して営むこともあります。その場合は、一周忌や三回忌など、他の年忌法要と同じように2ヶ月程度前から準備にかかると良いでしょう。
法要の準備
1)法要の日取りを決める
2)法要を営む場所を決める
3)寺院・参列者に連絡する
4)引き出物を用意する
5)お布施を用意する
6)お供物・供花を手配する
23回忌を営んだ場合でも、それから4年が経過することになり、施主が世代交代することも少なくありません。今一度、準備内容を確認しておくと良いでしょう。
故人の友人・知人を招く場合はもちろん、身内だけでの法要であったとしても、故人に失礼のないよう、マナーを意識し準備しておくことがおすすめです。
27回忌でよくある質問
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まとめ:27回忌とは故人の没後満26年目の祥月命日に営む年忌法要のこと
27回忌とは、故人が亡くなってから満26年を迎える祥月命日に営む年忌法要のことです。
故人の没後26年という長い歳月が経過していることもあり、家族や身近な親族だけを招き、小規模で営むケースが一般的です。
なお、27回忌ともなると施主や参列者の高齢化も進み、僧侶を招かずに食事だけ、お墓参りだけなど、営む内容を簡略化するケースもあります。
宗派や菩提寺の考え方によっては、27回忌とその前の23回忌を営まず、25回忌を営むケースもあるため、確認が必要です。
年忌法要は弔い上げまで継続します。家族の事情や負担などを考慮し、27回忌を弔い上げとして年忌法要を終えるという家庭もあるでしょう。
法要を計画するときは、準備内容の再確認はもちろん、今後の年忌法要の営み方についても話し合っておくと親族間のトラブルを回避できます。
そして、27回忌法要を弔い上げとする場合には、今後の供養やお墓の管理についても、菩提寺や家族間で相談しておくと良いでしょう。