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四七日とは?読み方や意味は?嘘が裁かれる?お供え・服装・香典・お布施について紹介
四七日とは没後28日目に営む法要のこと
四七日とは「よなぬか」と読み、没後28日目、またその日に営む法要のことです。「ししちにち・よなのか」と読むこともあります。
四七日は遺族が「故人が少しでも良い世界に転生できるように」との願いを込めて営む追善供養の一つでもあります。
なお、関西地方では、逮夜(四七日の場合は没後27日目の夕方)に営む地域があります。
四七日の別名は阿経忌・守護仏は普賢菩薩
四七日には阿経忌(あきょうき)という別名が付いています。
これには、没後28日目が
・仏の教え(お経)に沿って歩く頃
・阿弥陀経を唱えて修行をしている頃
・仏の教えに従うという誓いを立てる時
と言われていることに理由があります。四七日は、こういった時期に営む供養のため「阿経忌」の名がついたという説があります。
また、四七日の守護仏は普賢菩薩(ふげんぼさつ)です。
普賢菩薩は、忍耐・精進・智慧などを得た仏様であり、この教えを故人に授けてくださると考えられています。
四七日は五官王による裁きを受ける
四七日は没後に受ける4回目の裁きの日。裁判官は五官王(ごかんおう)で、審判内容は生前の虚偽行為です。
五官王は生前に嘘をついていないか、言葉によって人を傷つけていないかを調査します。
転生する世界は六道のどこか
仏教ではあの世に旅立ったのち「六道の世界のどこかに転生する」と考えられています。転生先が決められるまでに必要な期間は49日間。この間の7日ごとに裁きが待ち構えており、7回目の裁きで転生先が決められます。
善い行いをすれば良い世界に転生できますが、悪事(殺生や盗み、不貞行為など)がある場合は悪い世界に生まれ変わってしまうことも十分に考えられます。
この考え方は因果応報の道理です。
「来世でも良い生活を送りたいなら、現世での行いに気を付けるべきだ」といえるでしょう。
四七日法要の規模は縮小している
二七日から六七日までの中陰供養は、僧侶を招ず、家族や近しい親族だけで営むことが一般的です。その上、昨今ではこれらの供養をすべて省略し、初七日の次は49日法要とするケースも増えています。
とはいえ、伝統を重んじ、法要の規模を縮小しつつも、全ての法要を営む家庭や僧侶を招いて読経をお願いする地域もあります。
四七日法要の流れ
四七日法要の流れは以下の通りで、二七日、三七日など他の法要と同じです。
1)施主の挨拶
2)僧侶の読経
3)参列者の焼香
4)僧侶の法話
5)施主の挨拶
また法要の後、関西地方では御詠歌を詠う地域があります。
なお、これら一連の流れが夕食時となる場合は、お斎を用意することもあります。
四七日によくある質問
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まとめ:四七日とは4回目の裁きに合わせ没後28日目に営む法要のこと
仏教では、人は亡くなると49日間で7日ごとに生前の行いに関する裁きを受け、転生する世界を決められると考えられています。四七日である没後28日目は4回目の裁きにあたり、生前の虚偽行為について調べられます。
7日ごとの裁判に合わせ「少しでも良い世界に転生できるように」と願い、遺族側が営む法要のことを追善供養と呼びます。
以前は、7日ごとの法要全てを営むことが良しとされていましたが、昨今では二七日法要から六七日法要までを省略するケースが増えています。家族が集い、法要というかたちで供養をすることだけでなく、自分自身ができる範囲での供養を心がけると良いでしょう。