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五七日とは?読み方・意味は?閻魔大王に裁かれる?お供え・服装・お布施について解説

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目次

五七日とは没後35日目に営む法要のこと

五七日とは「いつなのか」と読み、没後35日目、またその日に営む法要(追善供養)のことです。

なお、関西地方では、逮夜(五七日の場合は没後34日目の夕方)に営む地域があります。

また、49日法要をもって忌明けと捉えることが一般的ですが、五七日で忌明けとする地域もあります。

五七日は閻魔大王による裁きを受ける

五七日は没後に受ける5回目の裁きの日です。裁判官は地獄の王様とも呼ばれ「嘘を付くと舌を抜かれる」との逸話で有名な閻魔大王(えんまだいおう)です。

閻魔大王は、これまでに受けた4回の裁判を引き継ぎ罪状を確認し、六道の転生先を下します。

この時に用いられるのが、ごまかしやあらゆる嘘を見破る浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)という水晶。

これに生前の行いが全て映し出されるため、閻魔大王に嘘をついても、たちまち見破られてしまうのです。そのため、ここでの裁判が最も厳しいと考えられています。

六道とは?

●地獄道(じごくどう):最も苦しみの多い世界

●餓鬼道(がきどう):飢えに苦しむ世界

●畜生道(ちくしょうどう):弱肉強食に脅える世界

●修羅道(しゅらどう):争いが絶えない世界

●人間道(にんげんどう):苦もあり楽しみもある世界

●天道(てんどう):最も楽しみの多い世界

六道について詳しくはこちら

また、六道のどこかに生まれ変わることを六道輪廻輪廻転生と呼びます。

なお、善い行いをすれば良い世界に転生できますが、殺生や盗み、不貞行為などの悪事がある場合は悪い世界に生まれ変わってしまうことも十分に考えられます。

この考え方こそが因果応報の道理。「来世でも良い生活を送りたいなら、現世での行いに気を付けるべきだ」と考えられているのです。

五七日の別名は小練忌・守護仏は地蔵菩薩

五七日には小練忌(しょうれんき)という別名が付いています。

「練」は、気持ちの整理の度合いを表すという意味があります。小練忌が別名となった理由は、残された家族が故人の死を深く背負い続けるのではなく『すべての命は必ず死を迎えるものだ』と少しずつ練られていく(理解する)頃が五七日の時期との思考にあるとされています。

また、五七日の守護仏は、私たちに馴染みの深いお地蔵様こと地蔵菩薩(じぞうぼさつ)です。地蔵菩薩は苦しみを取り除き、全てのものを救うと考えられています。

故人は、閻魔大王に裁かれた苦しみを地蔵菩薩に取り除いてもらい、徳を授けていただけるとも言われています。

五七日法要は縮小している

閻魔大王により転生先が決められる五七日法要は、中陰の中でも重要な日と考えられています。その位置付けは初七日と同様です。

しかし、昨今では二七日から六七日までの中陰供養を省略するケースが増えています。五七日法要を営む場合でも、家族や近しい親族だけを招くなどごく小規模で営むことが一般的です。

とはいえ、伝統を重んじ、規模を縮小しながらも、僧侶を招き読経をお願いする地域・家庭もあります。

五七日法要の流れ

五七日法要の流れは、他の法要と大きな違いはなく、初七日などの法要と同じです。

1)施主の挨拶

2)僧侶の読経

3)参列者の焼香

4)僧侶の法話

5)施主の挨拶

また法要の後、関西地方では御詠歌を詠う地域があります。

なお、これら一連の流れが夕食時となる場合は、お斎を用意することもあります。

五七日によくある質問

五七日の供え物はどんなものがいい?

五七日法要には、他の法要と変わらず、線香・果物・お菓子・お花、または故人が好んでいたものなどをお供え物として用意すると良いでしょう。

どんな物が良いか迷う場合は

・個包装されているか

・日持ちするものか

・持ち運びしやすいか

・参列者で分けられるか

などを基準に選ぶと良いでしょう。

なお、肉や魚は殺生をイメージさせてしまうこともあり、適したお供えとはいえません。これらが故人の好みだったとしても、用意することは控えましょう。

五七日法要に適した服装は?

閻魔大王の沙汰を受ける五七日の法要とはいえ、堅苦しくなく落ち着いた装いで参加することで問題ありません。僧侶を招く場合であっても、同様の服装で良いでしょう。

しかし、法要の場であることを忘れてはならず、派手な装いや過度な露出は避け、地味な色合いを選ぶことが大切です。

また、五七日法要をお寺で営むのであれば、参列者が身内だけの場合でも、略礼服程度の装いを意識するようにしましょう。

五七日のお布施の目安は?

五七日法要に僧侶を招き読経をいただく場合は、お布施を用意しておくことが基本です。金額は1万円〜5万円を目安にすると良いでしょう。

しかし、中には葬儀時にお渡ししたお布施に「五七日法要を含む中陰供養のお布施を含めている」という場合もあります。

五七日法要のお布施を用意するのか、金額はいくらにするのか迷う場合は、家族の年長者や寺院に確認しておくと良いでしょう。

五七日の香典はいくら?

五七日法要に参列するときは、お供え物のほか、香典を持参することも問題ありません。香典は3,000円〜5,000円程度を目安とすると良いでしょう。

この時、宗派によって香典袋の表書きに注意が必要です。多くの宗派では「御霊前」で問題ありませんが、浄土真宗の場合は「御仏前」と書き入れましょう。

まとめ:五七日とは5回目の裁きに合わせ没後35日目に営む法要のこと

仏教では、人は没後49日の間に六道のどこの世界に転生するのかを決められると考えられています。そして、転生先が決められるまでには7日ごとに裁きを受けなければならず、没後35日目はその5回目の裁きの日。どんな嘘も見抜くと言われる、閻魔大王によって転生先が下されます。

そのため、五七日は中陰の中でも重要な法要。「故人が少しでも良い世界に転生できるように」と願い、追善供養を営まれてきましたが、昨今では参列者の負担を考慮し、二七日法要から六七日法要までを省略するケースが増えています。

必ずしも、法要というスタイルを取るのではなくとも、自分自身ができることで故人の冥福を願う気持ちが大切だといえるでしょう。

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